「Blu-ray 3D」の規格が決定。フルHD 3Dが家庭で観られるのももうすぐ!?
「アバター」の3Dはついに字幕版でも上映が可能になった。
Blu-ray Disc Association(BDA)は17日、「Blu-ray 3D」の規格が完成したと発表した。
ブルーレイに記録した1080pのフルHDによる3D映像の再生を可能にしたもので、ソフトとハードの双方の規格を固めた。
ブルーレイ3Dは、左目、右目のそれぞれに1080pのフルHD映像を収録。3D対応のプレーヤーと対応のテレビであれば、液晶やプラズマなどのいずれの方式でも3D再生ができる。
今後発売されるブルーレイ3D対応プレーヤーでは通常の2Dソフトの再生もできる。また、ブルーレイ3Dディスクには2D映像も記録されるため、既発の3D非対応プレーヤーでも2D映像として問題なく再生できる。
なお、プレイステーション3はアップデートにより、ブルーレイ3D再生に対応できるとのこと。
ブルーレイ3Dでは、Multiview Video Coding(MVC)と呼ばれるMPEG-4 AVC/H.264を拡張したコーデックのエンコーディングを採用。MPEG-4 MVCの記録方式を採用することで、右目、左目用の2つの映像に用いる3D用のデータ容量を、通常の2Dコンテンツの50%程度のデータ容量に圧縮できる。また、メニュー画面や字幕も3Dに対応している。
パナソニックやソニーは、2010年じゅうにブルーレイ3Dプレーヤーやテレビの製品化を予定。新方式の3Dを採用したジェームズ・キャメロンの「アバター」は、ブルーレイ3Dソフトとして発売されるのはほぼ間違いないだろう。
ただ、既存の非対応BDプレーヤーやレコーダー、テレビはアップデートによる3D再生ができないし、買い直さなければならないのがデメリット。
3Dブルーレイの普及のカギは、対応プレーヤーやTVの低価格化、3Dソフトのラインナップにかかっている。
これで50インチクラスのTVが100万、プレーヤーが10万とかだったら普及は難しいだろう。
AVの3Dブルーレイが普及のカギだったりして(^v^)。