しばらく更新せず、申し訳ありませんでした。


決して燃え尽きたわけではなく、


最近中学生にも英語を教えることになり、初歩的なことをチェックする必要が生じたため時間が取られることが増えたためです。



で、最近の中学校の教科書や参考書を見て、あるいは学校での英語の教え方を聞いて気になったことがありましたので、私なりの意見を書いてみたいと思います。


私が中学校で英語を習いはじめたとき、最初にやらされたのは、筆記体の練習でした。

素早く英文を書くには必須ということで、最初の3カ月くらいはこればかりやっていた記憶があります。


でも今は、やらないそうです。理由は「時間がない」かららしいです。

だから、高校生でも筆記体を書ける生徒は皆無に等しいのです。



次に、言葉の意味を、正確さよりも、覚えやすを優先していることが挙げられます。


●ご存じのように、「数学」は英語でmathematicsと言います。しかし中学校ではmathと教えます。

もちろん会話では通じますが、高校に入ったとき、あらためて覚えな直さなければなりません。


多少難しくても、最初に正しいものを教えるべきではないでしょうか?


●「前に」という前置詞(句)は、時間的な「前」はbefore、物理的な「前」はin front ofと教えています。


正しくは、beforeは時間的な「前」も、物理的な「前」も表し、in front ofは物理的、それも山だとかビルだとか、黒板などの「大きなもの」の「前」を表します。


高校に入って「彼女の前に」をbefore herとか「神の御前に」をbefore Godという表現に出会ったとき戸惑うのではないでしょうか?


まだありますが、あらためて書きます。




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しばらく書込み出来ませんでした。


申し訳ございません。



さて、英語の勉強とは「これを英語で何と言うか?」を知ることに他なりません。


これは、受験勉強でも、英会話の勉強でも同じです。


でも、気をつけないといけないのは、ネイティブの人が使っているからといって、それが正しい英語である保証はない ということです。


特に下層の人たちが使う英語は、外国人である私たちがそれを使うと品位を疑われる恐れがあります。


「下層」と言いましたが、差別のつもりはありません。


アメリカは完全な階級社会ですし、イギリスには未だに貴族が存在します。



●歌詞などによく出てくる ain't という否定語があります。


am not, is not, are not, do(does)not, did not, have (has had) not・・・・あらゆる否定方法を一つで言う方法です。


小さい子供がよく使い、これを聞いたお母さんは「使っちゃダメ!」と叱る言葉です。


大人になってもこれを使うということは、家庭教育から、まともな教育を受けていなかったことを意味します。


●動詞 go の活用は、go- went-goneの不規則変化ですが、これを知らず(教えられたことがなく)過去形を[goed]というネイティブの人がいくらでもいます。


●スラム街の落書きには、お母さん(mother)のことを、その綴りを知らず「maza」と描いてあることがあります。



●棄て台詞で使う、fuckも使わない方がいいですね。とても下品な言葉です。



●最近、女の子のことをギャル(gal)と言う言い方をしなくなりました。男のことをガイ(guy)と言わなくなったのも同じですが、これも、日本語だと「姐ちゃん」とか「野郎」などというのに該当するからだと思います。


また、書きます。




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外国語を学ぶということは、その言葉が話されている国の言葉が話せるようになるだけでは不充分です。


その国の歴史・文化を知り、私たち日本人とのバックグラウンドの違いを理解する必要があります。


そうしないと、その国の人との深いつながりを持つことは難しいでしょう。


しかし外国人、特に西洋の人々は、あらゆる価値観がキリスト教的なバックボーンのもとにありますのでそこで私たち日本人との齟齬をきたすことがあります。



そこで考えました。


彼らがいつも「神が・・・」というのに対し、「子曰く・・・」と言えれば、「あっ、文化が違う」と思わせることができるのではないかと・・・。


孔子様はイエス様が生まれる500年以上前の人ですからね。


で、やってみました。


「漢文の英訳」です


子曰く「吾十有五にして学に志す 三十にして立つ 四十にして惑わず 五十にして天命を知る 六十にして耳に従う 七十にして心の欲する所に従えども 矩(のり)を踰(こ)えず」


まず口語訳です


孔子様がおっしゃった「私は15歳のときに、学問をしようと志した 30歳のとき、学問で身を立てた 40歳のとき、人生の迷いがなくなった 50歳のとき天が自分に何をさせようとしているがを知った 60歳のとき、誰の言う言葉もその意図するところやその意味がわかるようになった 70歳のときには自分がやりたいと思ったとおりのことをやっても問題を起こすようなことがなくなった」


これを英訳すると


Confucius said

"I set my mind on learning at the age of fifteen. Set myself up in learning at thirty. My mind was focused at forty. Knew what the heaven make me do at fifty.

At sixty, became to be able to understand the intention or the meaning of words that everyman speaks.

At seventy, even in case of doing what I want to do, I never made moral problems. "


・・・となります。


日本語らしく、できるかぎり「私(I)という言葉を使わないようにしました」


 Confucius:孔子 (孟子はMenciusです)



入試問題を作成されている方にお願いします。この漢文の原文を「英訳せよ」という試験問題を作らないで下さいね。ほとんど いじめになります。






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