私の塾の近所にある福岡県のとある中学校で

校長や教頭を病休に追い込むほどの悪事を繰り返し

卒業式後についに警察に逮捕されたってお話と

私が現職の教師の時に体験した、発狂ザルのような中学生との

戦いについて、昨日まで2本のブログを書かせていただいた。


で、ホントはこのシリーズは昨日で完結したつもりだったのであるが

たくさんのコメントをいただき、皆様の関心の高さを痛感させられたので

今日までこの話題について書かせてただきたいと思う。


私のブログは、おかげさまで毎日2000近いアクセスをいただいてはいるが

読んでいただいている方のお顔は誰一人まったく知らない。

(キムタツ先生だけはお顔を存じあげておりますが・・・・・)


だから、たとえ批判的なご意見であっても、とにかくコメントをいただくのは

大変嬉しいものなのである。

さらに、私の無知なところを補うようなご意見をいただくのは

なおさらありがたいことなのである。


昨日までのブログでは、私が現職の教員のとき、

悪の権化ともいえる発狂ザル親子に翻弄された体験談をご紹介した。


で、そのとき警察に引っ張っていかれた生徒が、

驚くほど改心して戻ってきたんで

「やっぱ警察権力は違うよなぁ」

ってなことを軽々しく書いたのであるが・・・・・


実は今まで、恥ずかしながら、逮捕された未成年が

どのような経過を経て裁かれてるのかってことは

ほとんど知らなかったのである。


そこにpta様という方からコメントをいただいた。


とりあえずそのコメントをご紹介させていただく。


はじめまして。ptaと申します。いつも拝読させていただいております。

塾長のコメントにはいつもそのとおりと思い楽しませていただいております。

鑑別所についてコメントさせてください。


逮捕から保護観察までの流れについてですが、通常逮捕されますと

その地区の留置施設のある警察署に護送されます。


一般的には1週間ほど取調べを受け家庭裁判所に送致されます。

もちろん大人と同じく手錠腰縄で人数が多いと

つながって移動させられます。

家庭裁判所の地下にある牢屋にいれられそこでまた取調べがあります。

そのあと鑑別所にいれられます。


一定期間またそこで調査され(警察の外での調査で白状したことが

真実かどうかというとこですね)警察側より家庭裁判所に捜査結果が

提出されます。


その時点で鑑別所から家庭裁判所にまたうつされ

そこで審判がくだります。

その結果少年院送致もしくは保護観察処分が決定されます。

ここまでで4週間から6週間です。


つまり鑑別所は少年院とはちがいあくまでも鑑別するところで

懲役とはちがった正確のものです。


へぇ~恥ずかしながらぜんぜん知りませんでした。


私は狂ったように暴れまわる生徒がお巡りさんに両脇を抱えられ

パトカーに乗せられて学校を去っていくところしか覚えていない。

でも、これほど複雑な経過があったんですね。

(ちゃんと手錠もかけられるんだぁ・・・・見たかったなぁ・・・・)


ただ、この経過の中で、私も1箇所だけその生徒と関ったのが

家庭裁判所での審判の時だったのである。

校長と私と二人で家庭裁判所に出向き、

その少年と一緒に裁判官の前で審判を聞いたのである。


もう、十数年も前の話なんで、記憶もかなりおぼろげであるが

一通り裁判官のお話が終わったあとに、その裁判官が

生徒指導主事であった私に「何か言いたいことはありますか?」って

意見を求めたのは覚えている。


その時、私の本音としては

「コイツだけは永久に世の中に出さないでください。」

って言いたかったのであるが、そんな度胸もないんで、とりあえず

「この子も今年で義務教育が終わるので、社会に出ても

他人に迷惑をかけない立派な人間になって欲しいです・・・」

なんてまったく心にもないことを言ったのである。


ま、コイツはそれまでに放火、器物損壊、窃盗、暴力・・・・と

数限りない悪事を働いてきたやつなんで、

何があっても改心なんぞはするわけはないって確信してたのである。


だから、ホントは「じゃ、死刑にしてください。」ってくらいは

言いたかったのである。


え?過激すぎる?


でも・・・・

コイツは中学卒業後も、悪事の限りを尽くしてきたんですよ。


特に頭にきたのが、年配の女性をねらった当たり屋・・・・


コンビニの駐車場かなんかで待機していて、

年配の女性がバックで出ようとするのをじっと待つ・・・・・

で、あまり後方確認をしないで出てきたところをねらって

後ろにスーッと自分の車を割り込ませるのである。

そして女性の車は側面に衝突・・・・・・


ま、そういう状況であれば、ほぼ全ての過失はぶつけた方になるから

あとは、被害者の言うがままである。


もちろん一人で同じことを繰り返していたら、さすがにまずいんで

コイツは仲間を使って同様の犯行を繰り返していたのである。


え?なんでそんなことが分かったのか?って・・・・


実はその罠にはまった被害者の中に、偶然にも

私といっしょに発狂ザルと闘った校長先生の奥さんがいたのである。

(ヤッパ悪事はできんとですヨ・・・・)


夜中にその校長先生の奥さんが急用でコンビニに出かけて

帰りが遅いんで心配してたら・・・・・奥さんからの携帯電話・・・・・


コンビニの駐車場で車をぶつけちゃって、怖そうなお兄さん達に

取り囲まれているとのこと・・・・・

奥さんは「警察に電話を!」って言ってるんだけど、そいつらは

警察には電話せず、今修理代をよこせって聞かないとのこと・・・・


慌てて校長先生がその現場に行くと・・・・・

先頭切ってまくし立てているヤツが、

なんとその発狂ザルだったのである。

さすがのこのサルも、なつかしの校長の顔を見たときには

戸惑った様子であったそうな。


で、事故の状況をきくとどうも様子がおかしい。

この校長は当時、警察の少年課にもたくさん知り合いがいたので

「絶対に警察を呼んで事故処理をする!」っていったら

「もうイイ!」って捨てぜりふを吐いて、仲間を引き連れて

そそくさと現場を去っていったというのだ。


で、もちろん「こりゃアヤシイ・・・」ってふんだ校長は

警察の方に連絡をして事故の状況を話すと・・・・・

どうも同じような犯罪をあちこちで繰り返しているらしい。


その後、コイツの行方は分からなくなっていたが

つい最近、飲酒運転で事故った友達が警察に連れて行かれるのを

阻止しようとして警官を殴り逮捕されたって記事が出ていた・・・・

っていうのは、以前のブログでも書いたとおりである。


ま、少年時代開花した発狂パワーは大人になって

しっかり大成したと言うことができよう。


ね?何度も言うけど、やっぱ今のまんまじゃ

コームインの一教師ごときに、現代の教育の崩壊が生み出した

荒れ狂うモンスターのような子どもを矯正するなんて不可能なのである。


たぶん、そのことは現場で日々悪戦苦闘している教師たちが

最もよく分かっているのではないのだろうか?


だから・・・・・


もう、教育委員会も学校の先生方も目を覚ますべきなのである!


金八先生やゴク先ゴッコは止めなさい!


病気になりながら、心を壊しながら

できもしないことに挑み続ける必要はないのである。


だから、狂ったサルどもは

もう警察の手にゆだねるしかないのである・・・・


いや、絶対にゆだねるべきなのである!!


だって・・・・・


あなた方教師の下には


本当に救いを求めているマットウな生徒たち

が、もっとたくさんいるはずなのですヨ・・・・・




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