父と娘のハルマゲドン | オ、オイラがパパですよぅ! ~ 何かせずにはいられない ~

父と娘のハルマゲドン

今日もお留守番。

思えば、ほとんどの土曜日がお留守番な気がします。

しかしですね、
今日は僕だけ家に一人ってんじゃなくてですね、
蘭と2人で留守番なんです。

ヒロは大学の友人達と一緒に飲みにいっております。
たまの羽根休みですね。

ヒロは病上がりなのでちょっと心配。
おまけに昨日まで食中りか何かでダウンしてたし。
「辞めといた方がいいんじゃない?」とも言おうとしましたが、
僕のその気持ちはさんまのお刺身(298円)で買収されました。

うんうん、行きたい時が行くべき時だよ。


とうわけでヒロは出かけていきました。


「蘭のことは任せて」


とは言ってみたのですが、
ヒロが出かけた途端に大泣きですよ。

もうね、この世の全ての悲しみを背負ったくらいの大泣き。
おいおい、それは僅か生後5ヶ月の女の子には荷が重いぜ。

僕がそんな「我が子がメシア論」を考えている間にも、
蘭の泣き声はどんどん激しくなっていきます。

もうね、ハットリ君の弟のシンちゃんくらいの大泣き。
ほんと、最新鋭の武器ですよこの泣き声は。


わかった!


パパはわかったよ!


これは戦いだ、戦争だ、ハルマゲドンだ!


どちらかが力尽きるまでの耐久戦だ!


父と娘の、いや、

男と女の、いや、

2人の人間としての耐久戦!


いざ、勝負!





1時間後…





勝った…。(とはいえ我が身もボロボロ…)


長時間の激しい慟哭に疲れたのか、
布団に寝っ転がせたら次第にまどろんでいきました。
(蘭の眠気が勝ったとも言う)

どうだい、パパはまだまだ蘭には負けないんだぞ。

と勝利の笑みで蘭の寝顔を覗き込みました。



ごめんなさい、

その寝顔に惨敗しました。