頭の体操&自主トレとして継続中のRTOCS。

今週のテーマは
「あなたがテルモの新宅祐太郎社長とすれば、買収などで広がった戦線をいかに時価総額の上昇につなげて次の飛躍に備えるか?」

今回も結論まで行けていません、、、課題が何か?
という所まで行き着く事が出来ませんでした。。。

やはり、こういう問題に取り組む為のアプローチの手法は
きちんと勉強しておく必要があると痛感しています。

ではでは、始めましょう。

【テルモについて】
1、事業内容
 国内2位の医療機器メーカー
  各種使い切り医療器具、医薬品・栄養食品、血液バッグ、
  人工心肺システム、カテーテルシステム、腹膜透析関連、
  血糖測定システム、ME機器 ・ 電子体温計など医療用機器の製造・販売

2、業績(IR資料より)
・売上
 売上は右肩上がり。
ナカノジュン(ジュジュ)の弾き語り日記!

・地域別売上
 地域別に見ると、日本が50%以上を占めており、米州/欧州と続くが近年、アジアがのびている。
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・セグメント別売上
セグメント別では、ホスピタル事業と心臓欠陥領域事業で全体の9割近くを占める。
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・営業利益
営業利益率は若干下降傾向。
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2、市場環境
・世界市場
 世界の医療機器産業市場規模は約25兆円。
 米国が最も大きいが、欧州が上昇しており、EUではドイツが最も大きい。
 ※世界の医療機器市場(出典:新医療機器・医療技術産業ビジョン、日本能率協会「医療機器産業の現状」)
・海外の医療機器メーカーの業績
 ダントツNO1はジョンソン・エンド・ジョンソンで売上は1兆円規模
 続いて、3,000億円規模のGEヘルスケア部門と続く
※日本能率協会「医療機器産業の現状」、各社アニュアルレポートより
・国内市場は約1.8兆円

3、競合
国内1位:オリンパス、19.3%。
  2位:テルモ、17.4%
  3位:ニプロ:9.8%
※テルモは、オリンパスとセラミックス人工骨・コラーゲンなどの生体材料および再生医療に関する研究開発、ならびに製造販売で合弁会社あり

4、時価総額
株価推移×発行株式数でざっと計算しましたが、
リーマンショックのタイミングでがくんと落ちましたが
その後は、落ち着いて横ばい。

5、買収状況
近年、海外企業の買収を積極的に行い世界化を進めているが、
リーマンショック以降の時価総額は2006年の水準で横ばい

2001年9月:住友ベークライト社の在宅酸素事業を引き受け「テルモメディカルケア社」設立
   10月:人工血管の製造販売会社であるバスクテック社を買収
2006年3月:米国マイクロペンション社を買収
2007年3月:ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を引き受ける
   4月:オリンパスと「オリンパステルモバイオマテリアル社」を設立
2011年4月:輸血関連事業分野の世界的大手企業である米国「CaridianBCT社」を買収
2011年5月:Harvest Technologies社を買収
※テルモ ホームページより

6、課題
世界化を見据えた買収を行うも近年は時価総額が横ばいであり、
市場に対して、相乗効果を示しきれていない???
※すいません、かなり無理矢理になってしまいました。。。
 業績がいいだけに、表面的な数字を見ているだけでは課題が見えてこない、、、

7、方向性
欧州のシーメンスやフィリップスの医療機器部門との合弁で
成長市場であるアジア・パシフィックを強化し、
ジョンソン・エンド・ジョンソンに対抗する規模を目指す。
→具体的な内容を調べきれてないので思いつきでしかない、、、

ヤバいですね、、、とにかく、企業情報を調べて整理するところをもっと
的確に、迅速にできるようにしていかないと、
課題が何か?それに対する戦略をどうするか?を考えていく時間が足りなくなりますね。

今回のテルモも業績のいい優良企業なので、
前回のホクトに引き続き日本にはいい企業がまだまだたくさんあるなぁと
うれしくなりました。
テルモは、一般にも有名企業ですけどね、、、