最初にこれを書かないといけなかったですねぇ~
ロースクールには、LL.M(1年制、外国で法学部学士(B.A)以上を取った人を対象にしている)と、J.D(Juris Doctor。3年制度。基本的にはアメリカの4年制大学を卒業した人を対象にしている)という2つのプログラムがあることがふつうです。
私は、すでに日本で法学部学士をとっているため、LL..Mのほうにいます。通常、日本からロースクールに留学する場合は、LL.Mが一般的です。
理由はいろいろです。こっちのJ.Dにいっても日本での法曹資格は得られない、出願の時に、LSATを出さなくてはいけない、たいていの企業派遣は1-2年なので、3年もかかるJ.Dは無理、などなど。
さて、授業中では、J.Dは確かにほとんどネイティブなので英語能力は問題がないのですが、ほとんどのLL.Mと違って、実務経験がありません。よって、LL.Mにくる学生が授業にて発言するときは、私もですが、自分の実務経験に照らした発言をすることが歓迎されます。
(よくないのは、「私の国では・・・です」というもの。これだと、「おまえ、なんでアメリカのロースクールにくるんだよ。」と思われますので。。。)
ロースクールの授業はソクラテス・メソッドといって、教授が学生に対して質問を繰り返しながら進めていくのが特徴です。裏を返せば、予習をしていなくて、ろくに質問に答えられないと真っ青どころか、公衆の恥さらしになります。
また、Class Participation(うまい日本語がないですが、あえていえば、「授業への貢献度」でしょうか。ただの参加ではだめです)は成績の評価の基準となりますので、このソクラテス・メソッドに従って、きちんとClassに貢献をすることがよい成績を取るには必須です。
ソクラテス・メソッドは、わからないものをいきなり勉強するにはちょいと向いてない方式かな(まわりくどいし、ポイントがずれる可能性もあるので効率が悪い)、と思いますが、すでにある程度基礎的な知識をもった上でやれば、知的好奇心がくすぐられるので非常に魅力的だと思います。
というわけで、引き続き予習に取り組みます
土日?そんなものはほとんどございません・・・