中国の野望を打ち砕くには海上の防衛力強化が必要である。
間違い無く、近い将来中国海軍は他国と戦争になるであろう。
黙って見ているなら菅でも出来る、なんとかしなければ。
以下産経ニュースより転載
中国が空母の保有を初めて公式に認めた。大連港で改修中の旧ソ連製空母「ワリヤーグ」(約7万トン)で、近く試験航行するとみられる。
これまでの沈黙を破る発表は、中国が高速鉄道の事故で内外の批判を浴びているだけに、国威発揚が狙いなのだろう。
国防省報道官はワリヤーグの運用目的を「科学研究や訓練」と説明し、中国とフィリピンやベトナムなどが領有権を争う南シナ海情勢とは「関係ない」と述べている。しかし、空母の保有自体がプレゼンスの誇示と他国への威嚇に他ならない。
ワリヤーグは艦載機が短い滑走で離着艦できる構造だが、その分パイロットには高い技術が求められる。空母を作戦で運用するには稼働、訓練、修理に各1隻の最低3隻が必要とされ、実戦配備には10年かかるという。
しかし、ワリヤーグがもたらす政治的意味は大きい。中国軍トップの陳炳徳総参謀長はマレン米統合参謀本部議長と会談した際、「(空母が)1隻もないのは中国の国力に照らせば釣り合わない」と発言した。空母の保有は国防戦略の重点を「近海」から「外洋」にシフトしたことを意味する。
ワリヤーグは、南シナ海を管轄する中国海軍の南海艦隊に配備されるとみられる。米国議会調査局の報告書によれば、中国はすでに国産空母1隻の建造に着手し、今後10年以内に最大6隻の国産空母の配備を意図している。
空母を擁する海軍力は、インド洋から南シナ海を経て東シナ海に至る広大な海域を「中国の海」にしようという狙いを裏付ける。
南シナ海における中国の海洋覇権拡大の動きに対し、ベトナムは2011年の国防予算を対前年比70%増、フィリピンは81%増とするなど東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の軍備増強が顕著になった。今後、こうした動きに拍車がかかることになろう。
その中で日本だけは異様だ。防衛費は2002年をピークに毎年減り続けている。中国の軍事力増強をまったく考慮することなく、冷戦終結という「軍縮」気分で装備・要員を削減してきた。
しかも、専守防衛といった政治スローガンに縛られている。日本を守るための必要不可欠な防衛力を構築できていないのだ。空母の保有も含め、実効性ある防衛力を整えるときを迎えている。(産経ニュース)
自民党時代から削減されている。
民主党も自民党も自衛隊を冷遇し、日本の防衛力を減退させて来たのだ。