エレクトロニック?アーツから2010年12月9日にリリースされるレースゲームシリーズの最新作,「ニード?フォー?スピード ホット?パースート」(///)のプレイムービーとスクリーンショット40点(※007?046が新画像)をに掲載した。日本では,「年末恒例タイトル」という雰囲気になっている「ニード?フォー?スピード」シリーズもこれで,えーと……だいたい17作目(日本独自のバージョンなどは含まず)。第一作の登場が1994年のことだから,シリーズも16年目に突入したことになるというご長寿シリーズだが,にもあるように,次回作となる「Need for Speed Shift 2 Unleashed」(//)の制作もすでに発表されており,今後も順調に続いていきそうだ。ちなみに,今回の撮影はPC版で行っている。


 息の長いシリーズなので,ゲームの特性もタイトルごとに変化が大きい。ここ4年は,もっぱらサーキットやクローズドコースで抜きつ抜かれつのレースを行う(2007年),(2009年)と,広大な都市で繰り広げられる公道レースや警察とのチェイスに重点をおいた(2006年),(2008年)が隔年でリリースされてきた。昨年発売されたのがシフトということもあり,今回のホット?パースートは順番どおり,公道レースがメインになっている。




 過去の作品でも,ライバル車と戦っているときに警察車両が乱入してきたり,追いかけてくるパトカーから逃げるといった要素はあったが,ほとんどが警察に追われる立場だった。唯一の例外といえそうなのが,2002年にリリースされたで,本作はそのリメイクなのだ。ホット?パースート2のリメイクがホット?パースートというのも妙な話だが,ホット?パースート2の2は,1998年に発売された「ニード?フォー?スピードIII」の続編であることを示している。しかし,“ホット?パースート”という言葉がないではないか,といわれそうだが,実は原題が「Need for Speed III Hot Pursuit」だったりするのだ。ああ,ややこしい。
 ともあれ,今回は警察側でのプレイが可能で,無茶な暴走をするストリートレーサー達を,スパイクベルトやロードブロックを使ったり,ヘリコプターの応援を要請したりして停止させるのだ。とはいえ,ヤツらも必死だ。最終的には,こちらの車を体当たりさせて相手を破壊し,引っ捕らえるのである。追うものと追われるもの,立場が変わるだけで,かなり新鮮なプレイ感覚を味わえる。
 警察側のイベントとしては,このほかに,制限時間内に指定された現場に向けて爆走するというものもある。とはいえ,さすが警察,一般車や壁などに接触するのはペナルティとなり,繰り返すとイベント失敗になってしまうのだ。


 市販車や高級スポーツカー,そしてそれをベースにしたパトカーといった実在する車が登場するニード?フォー?スピードシリーズだが,今回も日産,マツダ,三菱,スバルの各車のほか,アルファロメオ,アストンマーチン,アウディ,ポルシェ,ダッジ,フォード,IXA RMT,ランボルギーニ,マクラーレンなど,実在の市販車から高級スポーツカーまで数多くの車が用意されている。また警察車両として,高級スポーツカーを改造したパトカーが出てくるが,中には本作でしか見られない超高級パトカーもある。しかもこれがまた,やたらとカッコいいので,ぜひスクリーンショットで確認してほしい。

 例によって,スピードを一気に高めるニトロの使用が可能で,反射神経ぎりぎりの高速レースが楽しめるが,本作では,一定時間加速し続ける「ターボ」や,警察車両以外でも使用可能なスパイクベルト,さらにはEMP(電磁波)で前を走る車をコントロール不能にするという,ちょっと非現実的な武器も登場している。てな感じで,今回はざっと駆け足で紹介したが,レースゲームファン期待の一本であることは間違いないだろう。とりあえず,aion RMT,ムービーとスクリーンショットをよく見て,ゲームの雰囲気を感じ取ってほしい。
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