細木数子の説
あなた自身が「因果の法則」にのっとった生活を確立し、日々「徳」を積んでいったとすると、いったいどうなるのでしょうか。答えは明瞭です。あなた自身が人生に自信を持てるだけでなく、あなたの家族全員、そしてあなたの子孫にいたるまでがその「徳」のお返しを受けて、安穏な日々を送ることができるのです。
（中略）
いままで登校拒否をしていた子供が立ち直る、飲んだくれで仕事をさぼってばかりいた父親が改心する……といった例も、数多く私のもとに報告されています。その中でもっとも印象に残ったお話をご紹介しておきましょう。
この女性は現在、長野県に住んでいるのですが、彼女の息子さんというのが長い間、行方不明でした。また、夫も事業に失敗し、多額の借金をつくり逃げてしまいました。残された彼女は、長女と次女の二人のお子さんをかかえて途方に暮れていました。手元にあるものといったら、古びた家屋だけです。それを売ってほんのわずかのお金をつくったものの、生活は本当に苦しかったといいます。
そうした折、彼女から、「先生のおっしゃるとおり実践してみました。先生の“あなたならできますよ”という言葉だけが頼りだったんですが、みごと、行方不明だった息子が帰ってきたんです」と、明るい声で電話がかかってきたんです。
（中略）
それからまたしばらくすると、家を飛び出していたご主人から、「申し訳ないことをした。もし、みんなが許してくれるのなら、家に戻りたい。でも、いま帰るとみんなに迷惑がかかるから、もうしばらく待ってくれ」という電話がかかってきたそうです。
彼女はもうびっくりして、私に電話をかけてきたのですが、私自身もそのお話を聞き、「因果の法則」のすごさに驚いたものです。もともと、テレビ番組を通じて私のことを知った当時はお金がなかったのですが、とにかく家を売ってつくったお金でお墓を建てたわけです。それも、お金が不十分だったため、お墓の周りは木の枠で囲っていたほどでした。本来なら、石で囲んでつくるものなのですが、そこまでは手がまわらなかったそうです。
しかし、息子さんから電話がかかってきたとき、その方は、「借金してでも、これはきちんとしたお墓を建てよう」という決意をしたといいます。
（中略）
つい先日も、報告とお礼をかねて私に会いにきたのですが、最初にお目にかかったときとはまるで別人のような肌の色つやをしていましたし、表情も底抜けに明るかったのが印象的でした。それにつけても、「因果の法則」にしたがって、先祖の供養をきちんとしたときの、人間の変わりようには、私もびっくりしたほどです。
こうした例は別に特殊でもなんでもなく、毎日全国から、多くの人のお礼の電話やお手紙を頂戴しているのです。
メシアの論証
日本全国から毎日お礼の電話や手紙をもらっている？100年に1度の大不況だの、年間自殺者3万人だのといいながらも、日本が世界屈指の経済大国、先進国であることに変わりはないのだから、ちょっとしたきっかけやひょんな出会いから突然人生がうまくいき出すことなどいくらでも起こりうるだろう。細木数子が救ったとしている人々の話は“ただの偶然”以外のなにものでもない。
そんな細木数子はくり返すように日本全国からお礼の電話や手紙をもらっているらしいが、たとえばフィリピン・マニラのスモーキーマウンテンでゴミを拾って生きている人たちからはお礼の電話や手紙をもらった経験はあるのだろうか？
『細木先生のアドバイスを実践したら、ゴミを拾っての生活から奇跡的に抜け出せました！本当にありがとうございます！』━━みたいな。
私の予想では、万にひとつもその可能性はないと思われる……。
ちょっとしたきっかけでいくらでも人生が激変する可能性がある日本のような先進国。そうした国の人々を救う暇があるのなら、明日の生活すらわからない貧しい途上国の人々を優先して救ってみせたらどうなのだ？もしも細木数子が途上国の人々からも毎日のようにお礼の電話や手紙がくる人なら信頼性はあるが、少なくとも私はそうした話は耳にしたことはない……。
ちなみに細木数子の因果の法則によって不登校から立ち直った子供や、飲んだくれから改心して仕事をはじめた父親などが多くいるらしいのだが、メシアの私は世界中すべての不登校の子供たちを、世界中すべての無職の父親たちを、ひとり残らず全員一夜のうちに救うことができる。詳しくは━━
世界中のすべての貧困・失業者・経済的不公平を一夜のうちに消滅させる新世界観
━━こちらを読んで勉強なさってください。