ビーフシチュー、お鍋、おでん、豚饅・・・・・・・

ほかほかと湯気が立つものが恋しい季節になりましたねぇ。

だから、今日は、豚饅の話でもしましょうか♪~






ほかほかの温かいものが恋しい季節になる頃、毎年決まって花屋さんやHCの店頭に、

ビオラやパンジーと競うように並ぶのがこれ、ガーデンシクラメン。



ガーデンシクラメン



赤紫色と真綿色のシクラメンを連れ帰り、


ガーデンシクラメン



サンルームの窓辺に並べ置いて、「シクラメンのかほり」を口ずさむ~♪


(そんな歌知らないって? あったんですよ! 流行ったんです!
 昭和40年代、しば~じゅがティーンエィジャーの頃にね!)





♪~ 真綿色した シクラメンほど   
清々しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました~♪



2番は、薄紅色・・・・・・え~と3番は、薄紫かぁ・・・・・・・、赤紫は、登場しなかったね~





ガーデンシクラメン   ガーデンシクラメン




このシクラメンには、どんなかほりが? 

う~ん、真綿色したシクラメンは清々しく仄かな甘さを感じるかほり~♪

じゃあ、赤紫色は?   あらっ、埃くさいかほりだわっ!  

かほりというよりも・・・・、臭い臭い! くさいくさいではなくて、くさいにおいよ!)




ガーデンシクラメン



芳香シクラメンと呼ばれる香りの強いシクラメンを見かけるようになりましたが、

もともとシクラメンには、芳香はなかったの。

だけど、布施明のこの歌がヒットしてから、香りを意識した品種改良がすすんだそうですよ。







実は、サンルームのテーブルの上にもう一つ、シクラメンがあるのです。


それがこちら。  原種シクラメン・ヘデリフォリウムあら、薄紅色だわ~♪


♪~ うす紅色の シクラメンほど   
まぶしいものはない
    恋する時の 君のようです ~♪




おっとっと・・・・・、脱線!歌は、もうお終いよ~。

 そう、薄紅色のシクラメンなのだけど・・・・、上の画像のシクラメンに違和感を感じませんか?

あっ、感じるって! そう、そうでしょう。感じるでしょう!

シクラメンにつきものの、ハート型の瑞々しい緑の葉っぱが、写ってないのよ~。

ほらね  


原種シクラメン・ヘデリフォリウム


葉っぱがない! それだけじゃない! 他にも違和感あり!  たあんとあり~!




あれっ、ところで豚饅の話、どうなったの? いつ豚まんが出て来るの? と、思ってませんか?

心配、ご無用!!  しっかり、豚まんの話をしば~じゅはしてますよ!

ここで、「はは~ん。分かった!」と思った方もいますよね。過去記事を読んでいる方よね~。

何が何やら、チンプンカンプン! の方は、このままもう少しお付き合いを。







原種シクラメン・ヘデリフォリウム




椅子に置かれたまんまの球根。土がない! 鉢もない!  それなのに花が咲いている!

これから咲きそうな蕾もいっぱい!! しかも球根がやたらとでかい!

どうなっているんだぁ~~~~。



実は、しば~じゅも驚きました。9月に球根を買ってきて、そのまま植えるのを忘れてた。

1か月以上が経ち、気が付いたら、こうなっていたの。

植えていないのに咲いてます 

このシクラメンは、原種シクラメン・ヘデリフォリウム といいます。

コテージで3代目のヘデリフォリウムです。



原種シクラメン・ヘデリフォリウム  3.5号の鉢の上に置いてみました。



paintede by ゆ~みんのこの鉢の直径は10.5cm。はみ出しているね~。

この球根、一番幅のあるところで、17cmほどありますよ。

5年前に連れてきた1代目は、直径5cmほど、地植えにしたら……★

3年前の2代目はこれ、

直径15cmほど原種シクラメン・ヘデリフォリウ




夏は直射日光が当たらないよう、それから、湿気を嫌うので、

ほどよく雨が当たる場所(ウッドデッキのベンチの下)で管理。

鉢植えにして、2回花を見たし、球根もさらに大きくなったのですが・・・・・・・

冷夏&多雨であった今年の夏、ベンチの下にも雨が吹き込んで・・・・・★になりました。

だから、今年は3代目を・・・・。

地植え、鉢植え、空中咲き・・・と扱い方も進化しているなぁ~ v(^-^)v




地中海地方沿岸に咲く原種シクラメン。種類は何種類かあるそうですが。

この ヘデリフォリウム と コーム という種類が、日本では比較的育てやすいとか。

原産地では原野にたくさん自生しているそうです。多分雑草の如く。

きっと、動物達の餌にもなるのでしょう。

英名は、sow bread(ソー・ブレッド)

ソーは、ソーセージのソーつまり、豚肉とか豚のこと。ここでは、豚さんね。

豚さんが食べるパン、つまり、豚の餌になるってこと。

パンになじみが薄かった明治時代の植物学者は、これを豚の饅頭と、訳したのね。 

つまり、豚 饅 です♪

どうです、この大きな塊、色は違うけど、ほかほかの豚饅に見えてきませんか? 

あっ、無理って!  (;^_^A (^▽^;)  アハハ~




原種シクラメン・ヘデリフォリウ鉢植えの2代目です

 (以下の画像はすべて2代目の昨年の画像です。)  



原種シクラメン・ヘデリフォリウ



咲き終わった花が、ぽとりと落ちると、



原種シクラメン・ヘデリフォリウ


花茎は、くるくるくるんと、ねじのように丸まって・・・・・・・

この形がシクラメンCyclamenの名前の由来。

ギリシャ語の cycle (回転するの意味)から来ています。




くるくるを横から見るとこんな形!

原種シクラメン・ヘデリフォリウム

くるくるの中心には果実が出来てるの。






花がほぼ終わる頃、  原種シクラメン・ヘデリフォリウ


                                       やっと葉っぱが目覚めます。





原種シクラメン・ヘデリフォリウ




くるんくるんが増えるのと一緒に、葉っぱも増えて、どんどん緑色になっていく!

多分、球根の下側には根が張っていると思うのだけど・・・・・未確認でした。

3代目も、鉢に植えてやらないとね。






ということで豚饅のお話 でした。

因みに和名には、豚の饅頭の他に、赤いシクラメンの咲き様から篝火花の名前もありますよ。