Windows10とUbuntuのデュアルブートに関するトラブル | ぽちりんの日記

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さて、先日Windows10がリリースされ、うちの実験機もWindows10にアップグレードしてみたわけですが、この実験機、Ubuntu14.04とのデュアルブートで使用しています。

Windows10のインストール・アップグレードに際し、Ubuntuとの共存でいくつか注意点があったのでメモ代わりに書いておきます。
この記事の内容はおそらくUbuntuに限らず、他のOSとのデュアルブート(特にLinux)でも関係してくるかもしれません…

※注意※
・内容はあくまで一例です。環境によっては異なる場合があります
・実際の作業は自己責任で行なって下さい。万が一の際にはこちらでは責任を負いかねます。


注意点① Windows10インストール時の問題
今回、自分のマシンはもともとWindows7を使用しており、Windows7でアップグレーダーを走らせてアップグレードを行いました。
特にこれといって重大な問題は発生しませんでしたが、インストール作業中に何度かPCが再起動するので、予めブートローダーの起動順位をUbuntu等ではなくWindows7にしておくか、再起動の際に必ずWindowsを起動させましょう。
インストール中にほうっておいたらUbuntuが起動していたので、デュアルブート環境の場合は特に放置は気をつけて下さい。

注意点② 電源・HDD管理の問題。
さて、実際にWindows10のインストールが完了し、使用し始めたところで2つ問題点がありました。先に結論を言っておくと、どちらもWindows側の設定を帰ることで治りました。
問題点:
 1. WakeOnLanが動作しない
 2. Ubuntuで起動した際、NTFSパーティションが読めない

後者は特に個人的に問題が大きく、Ubuntuでマウントしようとすると
「NTFSパーティションが休止状態になっている。Windowsを正しくシャットダウンしてからマウントするか、読み込み専用でマウントしろ」
というエラーが出てマウントできませんでした。

このエラーはよくWindowsをシャットダウンではなく、スリープや休止状態にしたままUbuntuを起動した際に発生するのですが、なぜかWindows10にした後はWindowsを正しくシャットダウンしてもこのエラーが出るようになってしまいました。

さて、解決方法ですが、どうやらこれはどちらもWindows10になって起動時間の短縮のために「高速なシャットダウン」が採用されたためなようです。
推測ですが、今までの休止状態のように、いくつかのシステムファイルやドライバなどを完全に落とさず保存してシャットダウンしているようです。
しかし上記のようにこれのせいで問題が発生しているので、この「高速シャットダウン」を無効化します。

まず初めに、Windows10の設定を開き 「システム>電源とスリープ>電源の追加設定>電源ボタンの動作を変更する」 を開きます。
そして「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックしたうえで、下のほうに「シャットダウン設定」というのがあるので、この中の「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。

そしてWindowsを再起動。その後Ubuntuを起動すると、無事にWindowsのNTFSパーティションがマウントできるようになりました!

これに続いて、WakeOnLanの問題を直します。
まずデバイスマネージャーを開き、「ネットワーク アダプタ」配下の該当するネットワークインターフェースのプロパティを開きます。
そして「電源の管理」というタブの項目全てにチェックマークがついていることを確認します。

また、「詳細設定」というタブのなかにWakeOnLan関係の項目がある場合はそちらも確認します。
そしてシャットダウン・・・
これでWakeOnLanも作動するはずです!動作しませんでした(´・ω・`)
どうやらBIOS等との兼ね合いもあるようなのでコチラはもう少し検証します…

何か不明な点、また他の環境での動作報告等ありましたらどんどんコメントでお知らせ下さい!
また新しく分かったことがあれば追記します。

参考URL:http://winaero.com/blog/how-to-disable-or-enable-fast-startup-in-windows-8-1/