子供つながりで、カイロで出会った女のこの事を書こう。
その女の子は、スフィンクス観光してる時に、
10枚$1のしおりを売りに来た女の子だ。
ガイドさんからは、
物売りの子達が持ってくるものは粗悪品だから
買わないで下さいといわれていた。
だが、私は待っていたのだ。
だってだって、10枚で$1って安くなーい!!
パピルスじゃなくてバナナの皮で出来てるから、
虫がわいてくるらしいけど、
エジプトらしくて良いではないか。
私も好きだが、私の友達もそういうの好きだから\(^o^)/
なので、3セット買いました!!
それで、女の子に飴をあげたの。
そしたら、それを見ていた絵葉書売りの男の子が、
私の鞄に手を入れて飴を取ろうとしたから、
「そんな事しちゃダメ、ちゃんとあげるから」って言って、
その子にも飴をひと握りあげました。
どうやら男の子は女の子のお兄ちゃんだったみたい。
男の子は自分の分を口に入れると、
他の飴は女の子に渡して柵の外にいる子供たちに渡すように指示してた。
どうやら兄弟だったんだね。
この男の子は兄としての役割をきちんと果たしてたんだね。
感心・感心 (=⌒▽⌒=)
そしたら女の子が、お礼にって小さなスフィンクスの置物をくれたの。
そして、ほっぺにチュッってしてくれた(*^_^*)
とても可愛い子だった。
エジプトでは、バクシーシってお金のある人が施しをする習慣がある。
何処に行ってもバクシーシって要求されるし、
お土産買うのもいちいち値段交渉。
要求されることに疲れていた。
なのにこの子は、私に飴のお返しをしてくれたのだ。
私が住んでる町は観光地だ。
小さい頃から、外人さんは見慣れていた。
一緒に写真撮ったり、たまにはお菓子もらったり。
でも、一度たりとも、
何かお返しをしなくては、なんて思ったことも無かった。
当たり前のように受け取っていた。
物を貰ったらお返しをする。
本来、それが当たり前のことなのに。
旅行に行くと、自分の小ささ、至らなさを知る。
この純粋な女の子を通して、エジプトの大きさを感じた。