野田民主党政権が、人権侵害救済機関「人権委員会」を法務省の外局として新設する「人権委員会設置法案」(人権救済法案)を閣議決定して衆議院に提出したのである。


 ネットで政治経済のブログやニュースなどををよく見ている人は、「人権委員会設置法案」と聞いて分からない人は少ないだろう。新聞とテレビだけで情報を得ている人はほとんどの人が何のことが分からないだろう。マスコミは、この法案について、全くと言っていいほど報道しないからだ。


 そして、この法案名を初めて聞く人は人権などと書かれているために、人権を守るための委員会だから良い法案だと内容も見ないまま勘違いする人が多いのである。この天下の悪法はずいぶん以前から、名前を変えて提出されようとしていたのである。


ニコニコ大百科より転載


人権擁護法案(人権委員会設置法案)とは

http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E6%93%81%E8%AD%B7%E6%B3%95%E6%A1%88


人権擁護法案とは、かつて何度か国会に提出され廃案となった法案である。古賀誠ら自民党が推進したものを人権擁護法案、千葉景子ら民主党が提出したものを人権侵害救済法案と言う。

 2012年現在は、民主党が人権侵害救済法案を推し進めており、国会での成立を目指している。


概要


 ごく簡単に説明すると「人権委員会とその下位組織の人権擁護委員を作り”差別”を無くすために活動する」であると一見良い法律のように聞こえるが、後述の通り差別の定義が曖昧であるなど反対意見もある。


 その内容から2005年代に大きな論争を巻き起こしたことがあり、ネット上では外国人参政権と並び「悪法」の代表としてしばしば扱われることがある。あまりにも情報が溢れているので反対派、賛成派両者ともにデマや誇張を信じている人もしばしば存在する。


2005年当時は、自民党法務部会で


(1) 人権侵害の定義があいまいで、憲法の「表現の自由」を侵害する恐れがある


(2) 新設される人権委員会は令状なしで捜索、押収できるなど権限が強大


などの異論が相次ぎ、党内了承手続きが中断した。


 反対派は「真の人権擁護を考える懇談会」(会長・平沼赳夫元経産相)を結成し、提出を急ぐ賛成派を批判。最終的に法案提出を断念することとなった。

※人権擁護法案-Wikipedia 参照


 以下、中立のため賛成派、反対派両方の意見を箇条書きに記述する。

何が正しくて何が間違っているか、どれに同意しどれに反対するかは自分で考えて決めましょう。


賛成派の意見


・人権先進 世界 認めてもらうために必要だ

・他の法律にだって曖昧な記述はあるのでこの法案だけ特別危険視すべきではない

・警察や公正取引委員会だって立ち入り調査できる権限があるので特別危険視する必要は無い

警察は銃を悪用しないのだから人権委員会も人権擁護法も悪用しない

・人権擁護委員には大したことができないから外国人がなっても問題は無い

・人権擁護委員には給料を支給しないから問題無い

・人権委員会が信用できないなら裁判官も検事も信用できない

・あなたが人権侵害にあった時、気軽に相談できるのがメリット

・反対派は妄想で物を言っている

・人権先進国と世界に認めてもらうために必要だ

反対派の意見

差別の取り締まりや相談は現行の法律で十分だ
・差別の定義が曖昧だから危険だ。極端な話北朝鮮の拉致を非難するだけで差別と認定されか
 ねない
・人権侵害の「疑いがある」だけで警察と違って裁判所の令状なしで立ち入り調査ができる権限は
 危険だ
・逆らったら第八十八条による30万円以下の過料が恣意的に用いられる可能性がある
・人権擁護委員には第28条により一般調査の権限や情報集の権限という十分強い権限が与えら
 れている
・二万人の人権擁護委員は26条により「職務に必要な費用の弁償」が認められているので新たな
 利権の温床となる可能性がある
・この法案のバックに居るのが社民党系の怪しい団体やフェミニスト、部落解放同盟だから信用  
 できない
・人権擁護委員には在日朝鮮人や部落解放同盟や市民団体から選ばれることを想定されている
 から危険だ
・人権擁護委員を罷免できる権限を持つのが人権委員会のみなのが危険だ
・差別主義者として氏名公表するという一種の社会的抹殺権限を持っているのが危険だ
・上記の権限は冤罪だった時に回復不能な風評被害をもたらす可能性がある
・不等な女性優遇・在日朝鮮人優遇や新たな差別利権を作ることに繋がりかねない
・どうしてもこの法案が必要であるとするメリットが無い

(城内実議員:2010年10月29日法務委員会発言より引用。人権侵害と対応の的外れを分かり易く例えた。)

人 権侵害救済法案とは)ねずみを捕まえるには殺鼠剤、ゴキブリはゴキブリホイホイ、そして癌には抗がん剤を打つわけですけども、ゴキブリとかねずみに火炎放射器とかミサイルを使っているようなもんなんですよ。

転載ここまで

 私は、「人権委員会設置法案」は絶対反対であり、賛成派の意見が、あまりにも説得力がないのである。

 例えば、「人権擁護委員には大したことができないから外国人がなっても問題は無い 」等と言うのは、大したことが出来ないのなら、そのようなものを作る必要ないのである。

 そして、人権委員会が信用できたとしても、被害者と称する悪意をもったものが、人権侵害を受けたと虚偽の告発をしても、人権委員会は調査をしなければならなくなるのである。証拠が見つからなければさらに詳しく立ち入り調査を行うことになるのである。
 
 このことから、自分にとって不利益な相手を、虚偽の告発をすることで、社会的に葬ることが簡単に出来ることになるのである

 これは、もう密告社会であり、自分の親兄弟でも、信用できなくなるのである。さらに、万が一、人権委員までがそれを悪用するようになれば、完全に国民に対して言論統制が可能になるのである。


 その中でも、一番酷いのは、マスコミ除外規定が存在することである。マスコミ関係者が日常的にやっている、売国行為、反日行為、暴言、失言は処分も処罰もされず、その一方、マスコミは自分たちから見て、気に入らない者をマスコミ関係者であることを隠し、個人名でこっそり告発できる権限だけは有しているのだ。
 手口はこうだ。テレビ局や新聞社に苦情、抗議している人の中で気に入らない人の情報をテレビ局、新聞社の関係者が、別の人に流し、この別の人が、告発手続きを何食わぬ顔で行うのである。
 
 そして、その証拠としてテレビ局や新聞社が持つ、録音記録が使われるかもしれないのである。

 一方的なマスコミ除外規定は、視聴者殺し、読者殺しとなりかねないのである。

引用終わり

 マスコミが反対したら、「マスコミ除外規定を」餌にマスコミの声を封じるなど、特権階級を作るのと同じであり、これこそ差別であり人件侵害そのものなのである


産経ニュースより

人権救済法案 強引な閣議決定おかしい
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120920/plc12092003160006-n1.htm2 

012.9.20 03:16 
 野田佳彦政権は、新たな人権侵害や言論統制を招きかねないとの批判が出ていた人権侵害救済機関「人権委員会」を法務省外局として設置する法案を閣議決定した。

 今回の閣議決定は不可解な部分が少なくない。藤村修官房長官は「政府として人権擁護の問題に積極的に取り組む姿勢を示す必要がある。次期国会提出を前提に、法案内容を確認する閣議決定だ」と強調した。

 だが、国会提出時には再度、閣議決定を経る必要がある。人権救済法成立に前のめりな党内グループに過度に配慮しただけではないのか。同法案に慎重な松原仁国家公安委員長の外遊中を狙った節もあり、疑念がつきまとう。

 人権委員会は政府から独立した「三条委員会」で、公正取引委員会と同様の強大な権限を持つ。調査の結果、人権侵害と認められると告発や調停、仲裁などの措置が取られる。

 最大の問題は、人権侵害の定義が相変わらず曖昧なことだ。「特定の者」の「人権」を「侵害する行為」で憲法違反や違法行為を対象とするというが、これでは何も定義していないに等しい。恣意(しい)的な解釈を許し、言論統制や萎縮、密告による新たな人権侵害を招きかねない。

 こうした法案への疑念や危惧、抵抗感は国民は無論、与党や閣内にも根強い。にもかかわらず、いま行われている民主党代表選、自民党総裁選で、この問題が問われていないのは重大な欠落だ。

 閣議決定に対し、自民党の林芳正政調会長代理は「なぜ、この時期なのか」と政府の意図に疑問を投げた。安倍晋三元首相も法案に対し「大切な言論の自由の弾圧につながる」と指摘した。石破茂前政調会長は以前、法案に反対としながらも、救済組織の必要性は認めていた。

 政府・与党は先の通常国会終盤にも法案提出に意欲を示したが、批判を受けて見送ったばかりだ。国論が二分している法案を閣議決定して既成事実化するやり方は、到底適切な手続きといえない。

 自民党内にも人権法案に前向きな意見もあるが、言論統制とは無縁の自由な社会を維持するために果たしてこの種の法案が必要なのか。民主、自民両党首選の立候補者は少なくともこの問題への立場を鮮明にし、国民的な議論を積み重ねてもらいたい。

ニュースここまで



「人権委員会設置法案」に対する.関連記事紹介 (順不同)

産経新聞を応援する会さんのブログ
http://ameblo.jp/sankeiouen/entry-11401021052.html
  「人権委員会設置法­案」の成立阻止に向けた御支援と行動を 主戦場は舞台

ギラさんのブログ
http://amba.to/Q1fbY6 」
  「人権委員会設置法案」「人権擁護委員法」の成立阻止に御協力おねがいします

右猫さんのブログ
http://ameblo.jp/hikkun12/entry-11398484151.html
  人権委員会設置法案反対!
  人権委員会設置法案粉砕@ 緊急wiki (旧人権侵害救済法案)

真正保守草莽会さんのブログ
http://ameblo.jp/kurakazu-nakadai/entry-11401617041.html
  11.7 人権委員会設置法案絶対阻止!0/8 緊急国民行動

POSOさんのブログ
http://ameblo.jp/bbh2009bbh/entry-11399900633.html
  【民間防衛】11.7 人権委員会設置法案絶対阻止!緊急国民運動[止めろ!売国法]

松本恭介さんのブログ
http://ameblo.jp/matsumotokyosuke/page-2.html#main
【大至急】「人権委員会設置法案」が明日午前中の閣議にかけられてしまいそうです!