大学関連事件簿10~金沢大研究盗用事件で検察審査会が不起訴不当議決
金沢大学病院少女急死の厚労省通報漏洩漏洩の国賠訴訟


東京地方裁判所平成26年(ワ)第22761号事件

原告:小川和宏(金沢大学准教授)

被告:国、ND(漏洩時、先進医療専門官。現国立O大学循環器内科)

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http://ridb.kanazawa-u.ac.jp/public/detail.php?kaken=30344659


大学院生の「論文盗用」、教授の不起訴不当
読売新聞記事2015.7.25より

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150725-OYT1T50023.html

「大学院生の論文を盗用したとして金沢地検が著作権法違反容疑で捜査し、不起訴となった金沢大の男性教授(当時)について、金沢検察審査会が不起訴不当と議決していたことが、24日わかった。議決は16日。(中略)同地検は不起訴の内容を明らかにしておらず、尾関利一次席検事は「上級庁の指導を受け、適正な捜査をしたい」と話した。」

(原告注:不起訴時ご担当は河原塚泰検察官で、金沢大病院少女急死事件とは別の方)


研究盗用裁判(金沢地裁平成25年(ワ)第555号、原告:DS教授(提訴時)、被告:金沢大学)記事(北陸中日新聞2013.12.24)より
「論文盗用否定、「出勤停止不当」教授が金沢大提訴

 指導する大学院生の論文を盗用したとして出勤停止一年の懲戒処分を受けたのは不当として、金沢大(金沢市)の男性教授が大学を相手取り、処分の無効と出勤停止の期間に受け取るべき給与や慰謝料など総額約千五百万円の支払いを求める訴訟を金沢地裁に起こしたことがわかった。(中略)大学は教授の懲戒処分を公表していない。担当者は本誌の取材に(中略)教授の提訴については「訴状が届いているか、届いていないのかも含め、現時点ではお答えできません」と話した。」

(原告注:訴状が届いているかいないかも答えられないとは?)


1回口頭弁論の記事(読売新聞2014.2.26)より
「・・・訴訟の第1回口頭弁論が25日、金沢地裁(和田健裁判長)で開かれた。大学側は全面的に争う姿勢を示した。(中略)金沢大は今回の男性教授に対する懲戒処分について、これまで公表していなかった。同大は(中略)今回のケースについては「現段階で処分が確定していないため、公表できない」と説明している。」
(原告注:弁論が始まり公開された後も「公表できない」とは?)

金沢大ハラスメント相談員ST医学部教授の訃報(2014.2.26金沢大発)
「本学 医薬保健研究域医学系(・・学)教授 ST殿には、225(火)に御逝去されましたので、お知らせします。(中略)場所(中略)つくば市・・」

(原告注:ST教授は1987年香川医大ご卒業。Y教授の不正経理の有無を原告が争った約1年間、原告と同じ建物(24戸用)に入居され、Y教授が出勤停止2ヶ月になった20073月まで職場研究室も隣であった。ご冥福をお祈り申し上げます。)


金沢大学十全同窓会会報第158号(2014.10)より
ST教授追悼・・・前金沢大学長 NS
 去る225日、ST先生の訃報に接し、あまりに突然のことに大きな衝撃と悲しみを受けました。当時自分は学長の任にありましたが・・・」

原告から学内総合相談室へのメール2014.12.4より
「総合相談室 MK専門職員殿
 では(中略)下について、どの部署に(あるいはどの職の方に)尋ねればいいか教えて下さい。(そちらの業務である交通整理をお願いしています)
(1)ST教授急死との関連
(2)救済有無の方針(この件と、今後類似事案があった場合の)
(3)盗用論文の扱いはどうなっていますか?」
総合相談室から原告への返信メール2014.12.5より
「総合相談室からお答えできることはありません。 以上」
(原告注:総合相談室は、公益通報窓口およびハラスメント等種々の相談窓口に加えて、どこへ尋ねたらよいか教示する交通整理も行う と公表しているが、答えない。)