試写会で観てきました★

あらすじ:78歳のカールは、一人暮らしの孤独な老人。彼には、「いつか叶えよう」と亡き妻と誓ったまま、諦めかけていた夢があった。それは、二人で冒険の旅に出ること。妻の思い出でいっぱいの家から引き離されそうになった時、カールは旅立ちを決意する…家と共に!

『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』、『ウォーリー』に続く、ディズニー・ピクサーによる作品で初めて人間が主人公の作品ですきらきら!!

世界で最も大切な人を失ったとき、あなたならどうしますか?

カールじいさんは、この家で妻と出会い、愛を誓い、夢を見て、歳をとり
・・・そして今、最愛の妻を失い、ひとりぼっちになった。

冒頭で出会いから別れまでを、アルバムをめくるように一気に見せられ、カールじいさんと奥さんが、出会ってから、どのように歩んできたのかを知ることが出来ます。

妻との思い出がたっぷり詰まった家に、毎日決まった生活をし、
思い出に浸りながら、たった一人で暮らしている。

玄関ドアにつけられた・・・いくつもの鍵に
他の者を受け入れない頑なさが表れているよう。

そしてこの家はカールじいさんにとって、エリーとの日々が刻まれた
他に代えることの出来ない、たったひとつの宝物だということが伝わってきます。

周辺の建設工事によって、その思い出の詰まった家を奪われそうになった時、カールじいさんは小さい頃から妻と二人の共通の夢を叶えるため、家とともに旅立つことを決意します。

無数の鮮やかな色の風船が膨らみ、家が浮き上がり、
街を飛行するシーンはすばらしい上げ上げ

風船で空を飛ぶって、小さい頃に憧れませんでした??

カールじいさんが目指すのは、南米ベネズエラにある滝

荒々しい岩肌、うっそうとした緑のジャングルの中に、カラフルな風船。
奇抜なカラーの幻の鳥。

もうちょっと見ていたいくらいの風景が広がります。

風船で浮いた家を引いて歩く姿は『ハウルの動く城』を連想しちゃいました。

アニメだからと言って侮れない。
むしろ子供よりも大人向けの作品だと思います。

愛すること、生きること・・・そして人生を楽しむことを教えてくれる、
最愛の人との別れと、その悲しみからの再生を描いた作品

いつか誰しも経験するだろう出来事。
ふと自分の老後はどうなるんだろう、と想像しちゃいながら観てしまいました。

ストーリーは妻を失い、冒険に出るところから始まるので
泣ける、泣ける!・・・と意気込んで見に行くと肩透かしを食らうかもしれません。

ファミリーで安心して見られる、オススメの一作です★