早いものでもうGWも終わり。普通の日常が戻ります。
寒かった冬も越え、桜の季節の別れや出会いもひと段落。
5月の新緑~初夏へと季節が移ろいます。

自分のOfficeの5月は、7/1付の大異動に向けての中旬の異動内示に始まって、
毎年バタバタが始まる時期。
今は嵐の前の静けさ、でしょうか。。。

4月の本は、少しバラエティ。
村上春樹の『多崎つくる』の話題で圧倒ですが、それ以外もいい本が多かったです
『解錠師』も前評判通り良かったな。

5月は、どうでしょうか。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5817ページ
ナイス数:335ナイス

大迷走大迷走感想
お茶の水署生活安全課2係のハチャメチャな3人が巻き起こすお笑い、いや、市民の生活を守るための活躍(?)の数々。今回は長編。学生の町、お茶の水署管内で覚せい剤汚染?本庁と所轄との争いが、お坊ちゃまキャリア立花課長の活躍で、ふだんと違う雰囲気。さて、結論はいかに。中身があるか、と言われると、軽いシリーズだが、逢坂剛さんの他の、どちらかというと重い話も好きだが、この軽さもなかなか。(ただ、シリーズ最初から読むことをお勧めします)
読了日:4月29日 著者:逢坂 剛
解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
犯罪小説、でありながら、せつなくて、泣けてくるお話でした。実写化して、映画化、できそうな気がするな。特にアメリアとの言えないけど、伝わる話しかた、響きました。
読了日:4月25日 著者:スティーヴ・ハミルトン
父が残したメッセージ 7日間の人生レッスン父が残したメッセージ 7日間の人生レッスン感想
父の没後に父の親友に1週間を預けて、そして見つける新たな価値観。すべてが頭に入るわけではないけれど、自分の見方を広げるのは大事だな。
読了日:4月24日 著者:米山 公啓
展覧会いまだ準備中展覧会いまだ準備中感想
八王子から山のほうに入った 野猿美術館(実在してるのか?)の、体育会系応援団出身の学芸員と、まわりの変人?たち。実はみんな気が良い人たちでした。フレー、フレーと応援していきたくなるかな。
読了日:4月24日 著者:山本 幸久
これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義感想
高校の物理はつまらなく苦手だったけど、こんな授業だったら、とっても面白かったんだろうな。WEBで、実験映像もたっぷり見られるので、家でPCを開きながら読むともっと良いかも。
読了日:4月21日 著者:ウォルター ルーウィン
1000ヘクトパスカルの主人公1000ヘクトパスカルの主人公感想
空はどうして青いか、知ってますか? この一言で始まるものがたり。自分の道を切り開く、その覚悟が、そらのあおさに似て清々しい。
読了日:4月21日 著者:安藤 祐介
にっぽん全国 百年食堂にっぽん全国 百年食堂感想
歴史のある食堂をめぐる食紀行文。椎名誠さんの旅もの、好きだったのだけれど、これは、週刊誌のグラビアから、かな。もう少し写真が多くないと、言葉とつながらない…ちょっと?な本でした。面白そうな企画なんだけど。
読了日:4月21日 著者:椎名 誠
なぜ会社は変われないのか―危機突破の風土改革ドラマ (日経ビジネス人文庫)なぜ会社は変われないのか―危機突破の風土改革ドラマ (日経ビジネス人文庫)感想
ドラマ形式の会社再生のお話。対話を中心に組織風土を変えて行く。なかなか成果のでにくい話だけど、これができる会社は強いだろうな。
読了日:4月20日 著者:柴田 昌治
ローカル線で行こう!ローカル線で行こう!感想
久々に真保さんの小役人シリーズ、かな。三セクの再生はなるのか、はたまた、線路はなくなり、また寂れるのか。裏に渦巻く陰謀とか。昔の真保さんならラストから、もう一冊くらいサスペンスタッチで書いてしまいそうだけど、大人に鳴った感じでしょうか。終わり方は村上春樹ばり、余韻を残してクロージングでしたね。でも、面白かったです。
読了日:4月17日 著者:真保 裕一
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年感想
ノルウェイの森~に連なる小説ですかね。駅をつくるエンジニアがたどる巡礼の道のり。真っ白か、真っ黒だった人生が、次第にカラフルになって行く。読んでる自分も、色を考えてしまう…
読了日:4月13日 著者:村上 春樹
ナモナキラクエンナモナキラクエン感想
そのあとに読んだ村上春樹の『多崎つくる~』と、なんか共通点のある話。喪失と新たな道の発見。小路さんが描くとこういう色になるんだな、という感じ。共通するのは、女性の凄さ、奥深さ。はるかさん、素敵でした。かないません。
読了日:4月12日 著者:小路 幸也
輝天炎上輝天炎上感想
バチスタシリーズ、桜宮病院シリーズ、そしてブラックペアンから連なる作品の結節点ですね。Aiセンターをめぐる対決が、紅蓮の炎に包まれる『ケルベロスの肖像』の裏からみた形。ちょっと強引さはあるけれど、Aiをめぐる論議を深めたい海堂先生の意志が通らない中での無念の炎なのかな。
読了日:4月8日 著者:海堂 尊
話虫干話虫干感想
夏目漱石『こころ』へのオマージュ。冒頭から、ここはどこの時代なんだろう?と思わされつつも、本好きの視点が絡まり合うミステリー。もう少し、女性陣を深く書いてもいいのに、あと少し、で止まる辺りが小路さんらしい。
読了日:4月7日 著者:小路 幸也
ミステリーのおきて102条 (角川文庫)ミステリーのおきて102条 (角川文庫)感想
阿刀田高さんの明解•爽快なエッセイ集。ミステリーにまつわるあれこれを3ページ×102章。 のんびり読んでたのでなんだか時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。しかし、作家さんは多読ですね。さすがです。
読了日:4月7日 著者:阿刀田 高
双頭の船双頭の船感想
震災を踏まえて、ナチュラリストの視点も、民主主義への想いも込めて、描かれたユートピア。人間社会が成長して行く姿を船に例えて、まだまだ、言いたいことは隠されているような、含蓄のある一冊でした。
読了日:4月6日 著者:池澤 夏樹
民王民王感想
理想の政治家とは何か? 親子の関係とか、利権とか。はたまた、奇天烈な新薬の悪用とか、混ざりに混ざった珍作。今の池井戸潤さんになる前の習作ってことなんでしょうね。
読了日:4月5日 著者:池井戸 潤
つばさものがたりつばさものがたり感想
レイに会いたいな。読み終わってそう思う自分がいて。小学校に入ってレイの姿を見えなくなった叶夢くんがいて、そして、それから○十年経った自分がいて、生命の残りのかすかなともしびを燃やし続ける小麦がいて。で、読んだあとに何が? あらためて考えさせられる一冊。
読了日:4月3日 著者:雫井 脩介

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