微生物が肌のシミを消す時代が来るかも? | 上智製薬株式会社☆月森健治の社長ブログ

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『しっとり!、スベスベ・・』こんな擬似効果化粧品を売るのはもうコリゴリと、2006年に会社設立。
本物志向の観点からスキンケアの真実を伝えていきます。

もし、シミを食べてくれる微生物が発見されたなら・・・

肌に付けるだけで、みるみるうちにシミが消えて
無くなる化粧品も夢ではなくなり

毎朝、鏡に映る、あなたの肌にできてしまったシミ、ソバカス
の悩みはあっという間に消えて無くなってしまいます。

何をアホなこと言うてるんや!
と思いましたか?

でも  よーく考えてみてください

10月にノーベル生理学・医学賞を受賞した 大村智さん

受賞した内容は
静岡県伊東市のゴルフ場周辺の土の中から
エバーメクチンという名前の菌を発見し

その菌が出す分泌物に少し手を加えて改良した
イベルメクチンという薬が

家畜の寄生虫駆除やアフリカで世界上位の失明原因と言われている
熱帯病オンコセルカ症に効果があったからです。

つまり

微生物が人間の悩みや病気を解決してくれたのです



サイコロ1個分の土の中に1億もの微生物がいる中で、年に3千もの
菌を調べ続けて発見したそうです

ということは
まだまだ知られていない微生物の方が多いということ・・・

そして
微生物を含む生物の生態系は
まだまだ人間が解明できていない部分
が多くて、いろんな可能性を秘めているということです

私は、もともと専攻は化学系出身なので、一昔前はポリエチレン
やウレタン、ビニールなどの化学合成品の頭の回転しか出来ず
生物学的な考え方は皆無だったのですが

約10年前に、シルクを通してタンパク質、アミノ酸の世界を知った
ことが切っ掛けとなって、生物、微生物の神秘性に興味を持ちました

そして
なぜ・・ノミやバッタは自分の身長の何十倍もの高さまで跳べるのか?
素朴にそう思うようになりました。

もし
そのジャンプするときの瞬発力を人間が発揮できたなら・・・
何十階建の高層マンションの屋上まで、スーパーマンの様に
一瞬にして跳び上がることができますよね。

そんなアホな! と思っているでしょうが

ノミやバッタの足の内部には
その奇怪な跳躍力を生み出している
人間が知らない、一種のタンパク質
が存在しているのかもしれません

タンパク質の種類は人間、生物、微生物を含め無限に近い
数が存在しています
そして、その殆どがまだ解明されていません

2002年に島津製作所の田中耕一さんが
世界で初めてタンパク質をイオン化して質量分析することに成功し
ノーベル化学賞を受賞し

人間をはじめ生物や微生物のタンパク質の解明技術は大きく進歩してきました。

今まで、生物の不思議な生態としか
とらえられていなかったことがこれから
1つ1つ解明され人間に応用、活用される

きっと
そんな時代が近いかもしれません


メラニン色素(シミ)を好んで食べる微生物
見つかるかもしれませんね///////