インフルエンザの予防接種は毎年受けないと効果がありませんでした。
インフルエンザにはA香港型とかソ連型とかいろいろな種類があり、しかも毎年少しずつ形がかわるのが原因です。
しかし、1度打てば10年ぐらいは効果が持続するワクチンが開発されたらしいです。
これは、実用化されたらノーベル賞ものかも?
ついに全てのインフルエンザに一生効果のある革命的な予防接種ができる
2008年09月06日 11:01 らばQ
インフルエンザの予防接種は、毎年流行するウイルスが変わったりワクチンの効果が消えるため、毎年予防接種を受けなおす必要があるのと、ワクチン製造には半年かかるため流行するウイルスを予測する難しさなどの問題がありました。
ところがイギリスの医師が、どのインフルエンザでも効果的かつ、一度打つと半永久に持続するという予防接種を作り出すことに成功したそうです。
BBC NEWSによると、これまでのインフルエンザの予防接種は、ウイルスの外側にあるHとNたんぱく質の免疫反応を促す作りになっているそうです。
わかりやすく言うと、ウイルス細胞の外側にあるたんぱく質を、免疫細胞に攻撃させるという理屈です。
しかしこれらのたんぱく質は変異が起きやすく、そのために毎年新しいウイルスに合わせて新しいワクチンを作り出さす必要がありました。
ところがこの新しいワクチンは、接種されると体内にあるT細胞を寄せ付けてから増殖させ、そのT細胞がウイルス細胞の内側にあるたんぱく質を見つけ出し攻撃するというものです。
そしてインフルエンザのウイルスごと破壊してしまうそうです。
http://labaq.com/archives/51092222.html
BBC NEWS
Universal flu vaccine tests start
5 September 2008 17:00 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7577501.stm
何故か日本ではあまり騒がれていなのですが、鳥インフルエンザが人間に感染したりして、世界的な大流行(パンデミック)になる可能性があり、多くの国々で対策が考えられています。
(対策といっても、今のところ、タミフルを多量にキープしておくぐらいしかないみたい?)
このニュースの予防接種は、鳥インフルエンザにも効くのでしょうし、エイズウィルス(HIV)などにも応用できるはずです。
(もしかしたら全てのウィルス性疾患を予防できるかも?)
臨床試験が始まったばかりで、実用化には5~10年かかる見込みらしいですが、大いに期待したいです。