一昨日の秋葉原でごった返す人出に出くわしたことで、毎日都心に出る気にもならず…。
だもんで、予てたびたび手伝いに出向いている体験農園でひと汗かくという方向に。
すっかりいい陽気になった5月の始まりには、あちらこちらで花が咲きそろい、咲き競い…てな
状況にもなっていようかと思うところですけれど、こんな花も咲くのですなあ。
いったい何の花であるか、ご存知でありましょうか。
周りの葉っぱで見当のつく方もおいででしょう、ホウレンソウの花なのでありますよ。
*後日の注釈です。これは「ホウレンソウの花ではないのではないか?」というご指摘を頂戴しました。ホウレンソウのわさわさ繁る中に咲いておったものですから、何も疑うことなしに「ホウレンソウの花」としてしまいましたけれど、農林水産省HPのこどもページには「ほうれんそうの花あてクイズ」というのがあり、これを参照すると似ても似つかぬ姿であったのですなあ。たぶんホウレンソウの畑に紛れ込んだ雑草が花を咲かせたようでありますよ。ですので、以下は勘違いをしているという前提でどうぞご覧くださいまし。
といっても、個人的にホウレンソウの花を見たのは初めて。
「ホウレンソウも花が咲くんだ…」と何だか妙に感心してしまいまして(笑)。
3月の初め頃だったかに種蒔きしたホウレンソウがすっかり成長しており、
農園主さんの指示が書き込まれるメッセージボードには「早く収穫した方がいいです」と。
手伝いに出向いている区画ではすっかり収穫を終えて、
たっぷりとホウレンソウのおすそ分けに預かっておりますが、
辺りにはまだまだわさわさと茂った状態で手つかずになっている区画があり、
そうしたところではかような花が咲いたりしているのですなあ。
収穫は遅れると葉が黄色く、堅くなっていって、おいしくいただけないそうなんですが。
ところでもうひとつ、こんな花もありましたですねえ。
こちらも実際に見たのは初めてかもしれませんです。
なんと、ジャガイモの花なのですなあ。
植物ですから花が咲くのは不思議でないとしても、
他の植物のように種を植えて芽を出させなくともジャガイモの実(実際には地下茎ですが)から
芽が出て来るので、ここに至るまでも確かタネイモを植え付けたのですよね。
ただ、それは人が介在して栽培する観点からはそういうことになるのでしょうけれど、
植物として自力で繁殖するためにはやはり花を咲かせ種をつけることが必要なのでしょう。
そんな当たり前らしきことも、花を見ることで今さらながらに思い至るというわけです。
というような花もちらほら見られる畑でもって、
差し当たっての作業はトマト、ミニトマト、トウガラシ、ナス、キュウリの苗の植え付け。
これらは種からの芽出しは難しいらしく、苗の状態で分けてもらって植えるようです。
ちなみに上の写真は植え付けたトマトの苗。
左端にはすでに開花目前のつぼみが見えておりますなあ。
これがやがていわゆるトマトとしての実を結ぶことになるのでありますよ。
こちらはついでで花の気配が全くありませんけれど、ナスの苗。
この、苗からしていかにもナスが実りそうな色合いが面白いものですなあ。
そして、これもついでにキュウリの苗です。
これからのシーズン、ぐんぐんとつるが伸びていくそうで、
茎が倒れてしまわないように支柱にゆわいたりする作業がこまめに必要だとか。
そうそうはお手伝いもできませんですけどね。
とまあ、そんな作業に手を貸してきたわけですが、
いい陽気のもとでの畑仕事は運動不足対策の一助にもなったことでありましょう。
前に植えたトウモロコシも順調に育っているようでありますよぉ!