【鈴妃野田】鈴妃野田live~vol.5~ | 独り言の手帳

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 1300時開演で、12:40に入った駿河台下スタジオ。

受付にはお手伝いで久しぶりのタカヒロ。

 

会場を縦長に使うと思いきや、横長のセッティングで、ステージと客席の距離がこの上なく近い上に、開演までの30分間でフリートーク・・・どころか、しゃべくり漫才のような怒涛のトークタイム。

 

この雰囲気の第一印象が「・・・ヤバい」。

客の緊張感をとりのぞいて油断した所で、拉致・・・どころか生贄にする雰囲気では?という『中村現場 長年の勘』

 

対策で、2列しかない席の2列目中央で、出入りに手間がかかりそうな場所に座る。

赤坂界隈の若干名が1列目の「拉致してください」と言わんばかりの所に座って、終演後に「拉致されたかったの?」と聞いたら「中村現場が久しぶりすぎて、勘が鈍って忘れてた」だって。

こういうことがあるので鈴妃野田、もっと定期的にやって頂けると(笑)

まあ、相手の拉致方法はさらに上手だったんですけどね。

 

・鈴妃野田live~vol.5~

駿河台下スタジオ

・13:00・17:00(開場は開演の30分前)
・3500円(1drink付き)

 

 

一部はいつもの鈴妃野田。

メッツだったり洋楽メドレーだったり近況で笑わせてくれたりと、例によって例のごとく、スゲーなと脱帽な内容。

本気で思うのが、若手パフォーマーの手本になる内容だなと。

 

二部はいつもと違い一歩踏み込んできた内容。メンバーのソロパート(ガチ)を設置。

正直スゲーなと。本職の立ち位置を見せつけてくれて。

 

『田』の「架空請求の女」は『エグ女3』よりも遥かに怖かった。

視線が合う場所に座ったので自分が言われてる感覚。OPトークから喋り倒してた明るい女が、内向的で猟奇的な雰囲気に変わるギャップがまた怖さに拍車をかけて。

こう思わせる構成もスゲーなと。

 

『妃』の読み聞かせは一番勉強になってて。

『あおむし』は個人的に100回以上読み聞かせやってて。こうすりゃいいんだと(笑)。

『間』『所略していい言葉』『雰囲気』『トーン』などなど。

あと『ラブユーフォーエバー』は・・・心に刺さりました。言葉にならないぐらいに。

 

『鈴』は、ここまでガチな一人歌とは思わなかった。衣装も地味め。動きも無し。歌一本。

結果は流石だなと。ずっと、掛け値なしの曲を聴きたいと思ってました。

 

 『野』はCHANCE時代からの変化に驚く。

「My life」に関しては、久しぶりってのあるけど、トーンと表情が明るくなって。ひたすら前向きな形での表現に思え、上空を見続けている感がヒシヒシと伝わる。

「Escspe」は歌唱力の流石感もさることながら、動きに驚いて。

細かなストップ&スタートが折り重なっている曲のはずなんだけど、流れる様にスムーズに表現して、でもおポイントはしっかりと押さえてて『舞踏会の動き』ってのは言い過ぎかもしれんけど、そう感じた。

 

終わって、スゲーって感じるのはいつもの通り。個々のスキルもだけど、チーム感をすごく感じた。

グループ物の意味を深く考えた公演。普段まったく合わせていないメンバーでも、2年ぶりでもここまでできる。一体感とフォローの動き。 グループってこういうのだと。最近グループについて疑問を感じてたことも多かったので軸を確認できた。

 

 あと、魅せ方については言葉にならない程に良くて。

流す所、合わせる所の中で、流すところも好き勝手じゃなく全体のバランス考えての動き。

 正面から見たときの中心、華道でいう「真」を考えて、そこに合うような動きをしてるから、統一感が出てて。

演者の後姿でも見ていたい!と思うのはこの公演ぐらい。。

 saivorだったり、fightingなんてのは何度でも見たいし、見せたい人が沢山いる。 

何よりも、場の作り方が抜群にうまい。トラブルを取り込んでプラスに変える。絶対に嫌な雰囲気にしない。

特にMC。トークの相手の力量を踏まえて、頓珍漢な答えを連発してもきちんと修正して笑ってエンタメに変える技術。魅せるなと。

 

いつもの言葉だけど、スキル・・・技術ってのは方法論で目的じゃない。

歌がうまくなった後、ダンスが踊れるようになった後に「何をするか?」「どうするか」が大事で。

それを確認させてくれたステージでした。