「ダークナイト ライジング」観て来た~! ネタバレ感想+ぷちバットマン雑学 | JOLちゃんのブログ

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予告通り「ダークナイト ライジング」観て来た!


初日と話題作ということもあってレイトショーだったけど人一杯でした≧▽≦/
オイラは大体初日・レイトショー観にいく事が多いけど、久しぶりの客一杯。

それだけ世間の注目も高いということやなぁ~



今回もシナリオはよく出来てて面白かった。2時間半もそんなに長く感じません。
ただ、作風は……ストーリー的にも「クリストファー・ノーラン版 バットマンシリーズ」の完結編ということもあってかシリーズ性が強く、少なくとも前作「ダークナイト」と違ってイチゲンさん(他にバットマン・シリーズの基本設定)を知っていないと本作の面白さが半減です。


なのでバットマンという世界観はすごく上手に生かされた、「新解釈バットマン」という事でノーラン監督の作風はよく出てます。


特に
「ゴッサムシティーに設置された核爆弾のスイッチは
ゴッサムシティー市民にある」

というシュチュエーション(実際はブラフで黒幕のタリアが持ってるンやけどねwww)は「ダークナイト・シリーズ」らしさありました。



と……


一見ベタ褒めしてますが……



かなりストーリーは粗だらけですw


ということでざっくりとストーリーネタバレ書きながら毒舌していきます( ̄▽+ ̄*)



「ダークナイト」から8年後…… 前作トゥー・フェイスだったデントはバットマンの意志で「正義の鏡」として悪党を一網打尽とする「デント法」によってゴッサムシティーは平穏な日々が続き、悪となったバットマンも活躍の場を失い、ウェイン(バットマンですね)は引き篭もり生活をして過ごしてました。

まぁウェイン財閥の当主にしてCEOなのでいいんやが、結論ネタバレでいうと……
こうして怠けていたせいで今回の事件が大きく悪化するんですけどねw


そんなある日、主催パーティーの時、宝石泥棒セリーナ(後にバットウーマンになりますw)によって金庫が破られ、母の形見の真珠のネックレスが奪われます。大金持ちの彼はあまりそんなことは気にせず昔取った杵柄?w、バットマンの情報網で彼女を割り出し宝石は取り戻すも本当の狙いウェインの指紋だった。


悪のマスクマン、ベインは証券取引所を襲撃、実は彼はウェイングループの重役と手を組んでウェインを破産させ会社を乗っ取る……それが目的であった。

っていうか警察の捜査がずさんすぎるのはゴッサムだからか?w
普通は違法取引で無効になるか保護され問題ないはずやが?w


こうしてウェイン・グループを追われるウェイン。実は彼は核融合炉研究を進めており密かに地下に完成寸前の核融合炉を持っていたが(違法デスw)そのプロジェクトも中止に。せめてこの核融合炉の企画を進めるため信頼する取締役に託すが………… 結局このことも全部筒抜けなのねぇ……


ホント、引篭もりしてばつかだから会社まで乗っ取られるわ、
核融合炉は中性子爆弾として結局奪われるわ……
バットマンの施設はあんなに秘密裏に作られてるのに普通の金庫の指紋はあっさり取られるわ……

自業自得が多すぎる!(ノ_-。)



そしてそのツケは悉くゴッサムシティーの人間にいくわけだから、ホントこいつは何してるんだかw


そして肝心のベインとのバトルも、バットウーマンにハメられて決闘するがフルボッコ……
元々のオリジナル・ベインさんのエピ通りに背骨をやられて、彼が昔いた刑務所に入れられる始末……


「殺さない。その目でゴッサムが滅ぶのを見て何もできない自分に憤慨した時死ぬのを許してやる」


という精神的いじめをうけ放置……


元々ベインさんは地下を隠れ家にし活動、そしてその地下からウェイン社の地下に侵入しバットマンのスーパーマシンを強奪……さらにプラスチック爆弾で強行突入してきた警察官2000人を閉じ込めることに成功し、町を支配してしまう。このあたりかなり強引ですwww


残された警官は、ゴードン本部長と若い警官でバットマンに憧れを持つジョン・ブレイク他数名だけ。


一方ベインは町の刑務所を解放し、デントの本性を告白し、さらにゴッサムに核爆弾があることをマスコミを通じて知らせる。米国政府や米軍も動くが、「一歩でもゴッサムに入ったり出たりすれば、それが軍人でも警官でも一般市民でも即座に核を爆発させる」というベインの言葉に手も足も出ず、ゴッサムは無法地帯に。


ビジュアルは核戦争後という設定がないだけで、
まんま「北斗の拳」ですw 
ベインのビジュアルが元々そうやしなwww



……しかし、米軍ってホントに何もできなかったか疑問ですw


話は飛ぶけど、結局西アフリカの「地獄の底」と呼ばれる希望もない絶壁監獄からウェインは脱獄し再びバットマンとなるんやが……


ウェインが入れたのに
どうして米軍の特殊部隊は入れない?ww



さらに話はぶっ飛ぶけど、核爆発は時限式だがボタンでも作動するタイプで、ボタンでの作動を阻止するためバットマンは小型EMPを使用するが……


米軍の軍事用平気クラスのEMP爆弾を使い、さらに特殊部隊総動員すればなんとかなるんじゃなかったんだろーか?w

っていうか……ベインとバットマンのスーパーマシンを無視すれば……

ジャック・バウアーなら一人でも
阻止できてるゾ!w




そしてついにタイムリミット間近、地下から救出された警官たちVS荒くれ者の暴動のようなバトルがありつつ、核とベインのほうを対処するバットマンとバットウーマン。しかしなんとか倒したベインは、実は本当の黒幕ではなく本当の黒幕は会社重役で悪のマスター、ラーズ・アル・グールの娘、タリサだった。もう核の炉心誘拐まで2分……バットマンは空飛ぶマシンでそれを牽引し、海上に向かい、そして閃光の中消えた。


こうして公式にブルース・ウェインは死に、彼の財産もなくなる。だが彼の志はジョン・ブレイク刑事(本名ロビン。つまりこいつがロビンとなるっていうコトですねw)がバットマンのメモに導かれ、バットマン秘密基地を見つける……



一方、職を失った執事のアルフレッドは旅先で信じられないものを目にするのだった。
それは、「バットマン」からも「ウェイン財閥総帥」からも完全に引退し、一人の男としてバカンスを(バットウーマンと)楽しむウェインの姿だった……




というストーリーです。




細かく書いてくとキリがないくらい、ストーリーは色々入れ込まれてるけど、時々ツッコンでた通り結構粗が多いのよねぇ…… まぁライブ感を楽しめってことかしら?


正直、悪くはないけと゛いかんせん前作が面白すぎたせいでどうしても今ひとつ……
ストーリーやテーマも「ダークナイト」のほうが単純で迫力がありかつ巧妙にできてるので、ちょっと今回のは強引すぎる感が否めん。



そもそもいくら体を鍛えたからといいって、ケガやブランクがあるとはいえ一種のパワードスーツのバットマンの衣装つけてるのにどうして一度負けてしまうのか?w まあ元ネタも一度負けてるからそれを突っ込んではいかんのかもしれんけど、どうも……ねぇ…… バットマンのアジトがあっさりバレてるのも説明ないし……


ということで、ここからはネタバレ、雑学をピックアップして書いてみる。


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■ ゴッサムシティー

今回珍しく町を空撮してたりしたがモロ、ニューヨークなのねw
いやねニューヨークの別名が「ゴッサム」。正しくはマンハッタン島が「ゴッサム」の設定みたい。ただ露骨にニューヨークと分かるビルやセントラルパークはCG加工とかで消してたけどw

でもロケ地の多くはシカゴだったそうなw どっちも古いアメリカの町のこってるしなぁ~


■ 見事なまでに手ヌキの銃。

今回ドンパチはハデです。しかしすごいことに気付いた!
ほとんどの銃が薬莢も出ないしプロップガンでもない、CG特殊加工!w

銃声がしてマズルフラッシュもするけど薬莢は飛ばないしハンマーも動かないw
オープンボルト式のSMGは、ボルトもコックしてないのに撃てる!w

一番酷かったのは
銃が撃たれてない(マズルフラッシュがない)のに
着弾で物が壊れる!w



どんなマジック?w


■ ブルース・ウェインはいくつ?w

「ダークナイト」から八年後……その前からバットマンやっててその前は修行して……
今回のウェインさん結構なお歳になってたと思うけどそんな様子なかったなぁ……

ふけてないとえば8年経過してるわりには執事にアルフレッドさんやモーガン・フリーマンも全然見た目かわんなかったんやがw ウェインは修行があったからいいけど他の二人もデスカネ?w


■ 一途なのか所詮は男なのかw

前作、愛していたレイチェルの死が堪えて8年引篭もりしてたワリにはあっさりバットウーマンと寝ちゃうウェインさん。金持ちだしいくらで育ちの言いいい女の人は探せばいたと思うが…… ようは雰囲気ができあがればあとはヤッちやっても心は痛まないってトコで、「本当に愛する」とベットインは違うってコトか?w


このあたりの男の考えは米国人でないとワカランなwwww


■ 「俺は闇の世界から悪人を倒す」

……みたいな事を言って去っていったのが「ダークナイト」のラストシーン。しかし実はあの事件を機会にバットマンをやめてたウェインw ヲイ!w 言ってることと行動が違うぞ!w そしてついでにいえば他のザコはともかくジョーカーはまた逃げてるんだからどっかにいるぞ!!w

■ 凍った川

薄い凍った川を渡らせるシーン。ニューヨークの場合海が近いから真冬でもあんな凍らないかと。ただそれにしては他のキャラの服がワリに冬服だけど薄かったりw 雪は粉雪きのCGが舞うけど積もりません。うーーん、ここは一体アメリカのどこ?w(一応架空だけどね、ゴッサムシティー)


■ バットマンとロビン

一応ブレイク刑事がロビンとなる……という思わせぶりENDなのでロビンはこのシリーズにいた、ということになるんやろうなぁ……

ちなみにこれは映画でなくドラマやアニメとかコミックの裏設定やけど、裏設定ではバットマンとロビンはゲイ・カップルだそうなw 今回のはそうはみえんかったから、映画は違うンやろーなぁ~

■ 元々は細菌兵器

ベインとタリサが使ったのが核融合炉の核爆弾やが、元ネタでは細菌兵器だったと思いますw
ついでに核融合炉が暴走したら核爆発は起きるけど核爆弾ではないんやなかろーかい? 
俗に言う「汚い爆弾」というやつやなー

■ 有名なあいつら……

ペンギン、リドリー、ミスターフリーズ、キャットウーマン……このあたりができなかったのはちと残念。ペンギンなんかは、刑務所にいたのを釈放されてチョロッと出してもよかった気がする。

■ 監督は海外ドラマ好き?w

「ダークナイト」に冒頭マホーンさんがいた。市長さんはLOSTのリチャード。大統領は「24」のミラー長官。チョイ役だけど捕まって射殺された中国系警官は「プリズンブレイク2」のチェン、あとなんと刑務所の看守に一瞬だがベリックがwww


主役級は別やが、基本テレピドラマ俳優と映画俳優の棲み分けがハッキリしているハイウッドではめずらしいことじゃないかしらん。



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とまぁ……ザックリいうとこんなカンジの映画でした。


点数は60点くらいだけど……これはあくまでノーラン版バットマンを全部見ていて、かつ他のバットマン設定を知っている場合。

もし「ダークナイト」か「ダークナイト・ライジング」か、もう一度お金払って映画館で観ろ!といわれたら迷わず「ダークナイト」を見ますw 「ダークナイト・ライジング」の値段が半額でもw



……しかし……
やはり適用されたなぁ……




映画史に残る名言!
「2が大成功した場合、偉大なる2を3は
超えることが出来ない!」

ターネミーターしかりエイリアンしかり…… まさに鉄壁の法則なんやなぁ……wwww