児童ポルノ法による表現の規制が更に強化！テレビアニメでパンチラはタブー…!?

『テレビアニメでパンチラはタブー!? 各テレビ局の表現規制対応は？

サイゾー裏チャンネル[3/5 19:51]
パンチラ回数が異常に多いとして人気だった『ロザリオとバンパイア』も、２期目放送時にはこうもりやクマの プリントで隠された。(絵／都築 潤)

児童ポルノ法による規制の動きが強まるなか、テレビアニメでも表現の規制が厳しくなってきている。

視聴者やスポンサーのみならず、時には圧力団体までもが、教育上の理由やフェミニズムの観点から、直接に、あるいは放送倫理・番組向上機構(BPO)を通じ、隙あらばアニメにクレームをつけかねない。そんな逆風を受け、アニメ制作の現場では、彼らにツッコミを入れさせないことが、制作の前提になっている。メーカーや制作会社が自分たちの思い描いた表現だけで、作品をつくることは難しく、少しでも問題になりそうな表現があれば、事前の修正を余儀なくされている。

性に関していえば、水着などではない下着のパンチラ、あるいは乳首の露出が、過激な表現とみなされるようで、そうした場面は年々地上波のテレビアニメから減ってきている。

「たとえば幼女の裸体は、それが扇情的に描かれておらず、制作会社的にＯＫなものであっても、テレビ局サイドでＮＧになることが多い。だから結局作品を提出する前に修正してしまうのです」(制作会社スタッフ)

これに対してテレビ局の見解は「性表現についてガイドラインは局内的にはありません。プロデューサー、監督、制作会社、個々の番組ごとに異なります」(毎日放送広報)というもの。しかし局に明確な基準がなくとも、個々が規制した結果として、局ごとにどこまで性表現を規制するかという傾向は現れてきている。

アニメファンが特に気にかけるポイントであるパンチラはどうなっているのか。

「パンチラに関して言えば地上波のVHF(NHKと民放各局)がもっとも厳しい。同じ地上波でもUHF(関東ではTOKYO MX、TVK、千葉テレビ、テレビ埼玉などの独立局)は少し寛容です。民放系のＢＳはUHFと同じくらい。視聴年齢制限をかけられるＣＳ(アニメ専門チャンネルのアニメシアターＸなど)だとパンツを扇情的に見せたうえで擬似性行為的な場面も描かれますから、かなり過激な表現が許されると見てよいでしょうね」(アニメライター)

04年９月から翌年３月までテレビ東京などで放映された『舞-HiME』は、パイロット版ではヒロインの縞パンがパンチラしていた(DVD『舞-HiME ファンディスク』で確認できる)ものの、実際に放映された本編ではパンチラはなかった。

「テレ東がパンチラＮＧというのはもう定説になってます。しかし、今では他局も追随してますから、VHFでは一部の番組を除き全滅に近い。UHFが最後の砦ですね」(前出のアニメライター)

だがUHFも楽園ではない。パンチラがバンバン出てくる『セキレイ』(08年7～9月)も、乳首描写は基本的にＮＧ。第9話でTOKYO MXのみが乳首に修正を入れなかった際には「乳首解放」として、アニメファンの間で特殊な事件のように扱われたほど、表現の幅は狭まっている。１話当たりの平均パンチラ回数が20～30回に及んだ『ロザリオとバンパイア』(08年1～3、10～12月)ですら、関東のUHFではOKだったパンチラが、在阪準キー局のテレビ大阪などでは、こうもりが張られて隠されていた。

ＣＳも同様で、03年の第１期放送時では露出をおさえていなかった『一騎当千』も、07・08年の２期、３期では厳しい規制がかかり、半ばヤケクソともいえる不自然に大きなスミベタで、局部を隠す事態となっている。入浴シーンで白もやがかかりすぎて、画面がほとんど見えない作品が増えてきたのは、ここ数年の傾向だ。

VHF・UHFを問わず、“大人向けの作品だから”という確固たる理由をプロデューサーが示し、きちんと裸体を描く作品が一部にはある。エロをどこまで描くべきかの物差しは作品によって違うはずだ。タブーをいたずらに増やし、作品の世界観を壊してしまうようなら本末転倒ではないだろうか。(後藤勝)

【アニメ規制】
年々厳しくなるアニメの性表現規制に対し、インターネット上では、そのモトネタ探しサイトや規制前と規制後の比較サイトが多数乱立されている。
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私の頃は「ハレンチ学園」や「キューティー・ハニー」など、かなり過激な画像が見られましたが‥別に性的な描写がどうこうとは感じませんでしたけれどもねぇ～…★ (´～`;)