インディアナ州エルクハート──クレーンゲームのおもちゃがどうしても欲しいから、いっそ中に入っちゃえ! 


3歳の男の子がそう思ったかどうかは定かではないが、当地のスーパー・ウォルマートで19日、3歳の子供がクレーンゲームの中に入り込み、約1時間楽しく遊んだ後、消防隊員に救助されるハプニングがあった。


母親ダニエル・マンジェスさんは同日午前3時30分ごろ、むずかって眠らないジェイムズちゃんの扱いに困り、近所のウォルマートに連れてきた。


ジェイムズちゃんはクレーンゲームで遊びたいとねだったが、母親はこれに「ノー」。お金をくれない母親にムッとしたのか、ジェイムズちゃんは持っていたジュースを床にぶちまけた。


ダニエルさんがこのジュースを片づけているすきに、ジェイムズちゃんはクレーンゲームに突進。開口部から潜り込み、中から扉を閉めてしまった。


気付いたダニエルさんはびっくりしたが、ゲーム内の棒にぶらさがったりして遊ぶジェイムズちゃんを他の買い物客と一緒に撮影するなど、最初はこの状態を楽しんでいた。


ところが、ウォルマートの店員がクレーンゲームの鍵を持っていないことが判明して事態は急変。ジェイムズちゃんは駆け付けた消防隊員に救助される羽目になった。

無事救助されたジェイムズちゃんは結局、何のおもちゃももらえないまま、おうちに帰っていったという。


ジェイムズ君 ゲーム機の中でごきげん

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写真を見ると、どうやって入ったのか不思議だ。


日本にあるクレーンゲームには、三歳児といえども到底入れないだろう。
それだけアメリカのマシンは大きくできているんだろうね。


アメリカにあるモールとか、日本で言うところのホームセンターなどに行ってみると、その商品の大きさに圧倒される。

四畳半の部屋ならそれだけで満杯になってしまいそうなエクササイズマシンなどが、兵器で売られていたりするし、ジャグジーバスをそのまま売っていたところもあった。


日本のテレビショッピングでよくあるステッパーとかトレッドミルなどは、とにかくコンパクトで静か、置き場所に困らないというのが必須のように思うが、アメリカではどうもそうではないらしい。


さらに、クレーンゲームに入った子供を1時間遊ばせてあげる大らかさもいいねえ。


話は戻るが、エクササイズグッズがよくもあれだけ次から次へと出てくるものである。
最近のステッパーは、ひねりが入るようになっているし、ゴムがついて上半身まで鍛えられたりする。


そういえば最近、おなかにつけるだけで痩せるというベルトは、テレビで見かけない。
あの機械は今まで一番売れた記録を持っていると聞いたことがあるが、どれくらいのユーザーに対して効果が出たのだろうか。


日本国民とは、そう、すべてにおいて「のど元過ぎれば」系だと強く思うのである。
新しいものにはすぐに飛びつくが、飽きっぽいしすぐに新しいものが欲しくなる。
ものを大事に長い間使おうという気が今ひとつ感じられない。


いったいいつからこうなったのだろうか。

「消費は美徳」
と言われ始めた頃からか。


自治体がこぞって多目的ホールを作ったことでも、ワールドカップの招致で巨額の金を使ったあとで、スタジアムに閑古鳥が鳴いていることでもよくわかる。


城下町けんぞう