辻彩のスタンド「シンデレラ」の元ネタ アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、シンデレラ | ジョジョの奇妙な冒険をさらに楽しむために元ネタの洋楽をYouTubeで聴いてみよう

ジョジョの奇妙な冒険をさらに楽しむために元ネタの洋楽をYouTubeで聴いてみよう

ジョジョ好きによる、ジョジョ好きのための洋楽入門サイト

【中古】アニメ系トレカ/ジョジョの奇妙な冒険 Adventure Battle Card 第4...


今回は、エステティシャンの辻彩のスタンド「シンデレラ」の元ネタを紹介しよう。

元ネタは、前に紹介したラットらとともに1980年代後半のアメリカのメタル界を支えたバンド、シンデレラ(Cinderella)だ。

ヴォーカル兼ギターのトム・キーファーとベースのエリック・ブリッティンガムが中心になって結成されたシンデレラは、2年ほどくすぶっていたが、85年にジョン・ボン・ジョヴィに出会ったことにより状況は一変する。

たまたまシンデレラが出演していたクラブに立ち寄ったジョンが、一発でトムの才能を見抜き、自らが所属するレコード会社に強く推薦したのだ。

ボン・ジョヴィと同じポリグラムと契約した彼らは、86年に念願のデビュー・アルバム『ナイト・ソングス(Night Songs)』を発表する。

同じ年にボン・ジョヴィも『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』を発表して人気が爆発し、サポート・アクトとしてシンデレラもツアーに同行したため、一躍その名が知れわたり、デビュー・アルバムは、全米チャート3位を記録し、アメリカだけで300万枚を売り上げた。

88年にはセカンド・アルバム『ロング・コールド・ウィンター(Long Cold Winter)』をレコーディングするのだが、3代目のドラマー、フレッド・コウリーがガンズ・アンド・ローゼズに参加していたらしく不在で、かつてレインボーにも在籍していたハード・ロック、ヘヴィ・メタル界最高のドラマー、コージー・パウエルをゲストに迎えている。

この作品も前作同様300万枚を売り上げ、チャートでも10位と健闘している。

90年にはトムのブルース趣味が全開のアルバム『ハートブレイク・ステーション(Heartbreak Station)』を発表し、新境地開拓かに思われたが、世間にはグランジ、オルタナティブ・ロックの波が近づいていたようで、前作ほど売れず、100万枚を超えた程度だった。

この前紹介したラットもそうだが、おおむねLAメタル勢は、91年にニルヴァーナの『ネヴァーマインド』が発売されたのを境にして急激に失速していくのだが、シンデレラも例外ではなく、94年発表の次作は散々な結果に終わる。

今回は、個人的にもよく聴いた『ハートブレイク・ステーション』から大好きな「シェルター・ミー」と「ワン・フォー・ロックン・ロール」を挙げておこう。

「シェルター・ミー」はここで聴いてみよう。音譜

「ワン・フォー・ロックン・ロール」はここで聴いてみよう。音譜

ハートブレイク・ステーション [ シンデレラ ]

¥1,572
楽天
ペタしてね読者登録してね