【千と千尋の神隠し】と僕の続き①
【名前】
…
そう
【ハク】
にとっては
あの物語は
自分の【名前】を
取り戻すまでの旅であり
【闘い】
だった…
(`・ω・´)
…
千尋があの世界に
迷い込まなければ
【ハク】
が自分を取り戻すことはなかったに違いない…
千尋だって
同じだ
湯婆~婆の魔法で
名前を取られた千尋は
【千】
という呼び名にされてしまう…
物語の最初の方で
既に
千は千尋を忘れかけてしまう…
自分の本当の名前が千尋であったことを忘れかけてしまう
たいして時間が
経っていないのに…
…
それを救ったのは
【ハク】
だ
《自分の名前を取られないように
千尋という本当の名前は大事に隠しておきなさい》
と教えてくれたハクのおかげで
千は
千尋という名前を、隠し通すことが出来た
…
千と千尋の神隠し…
…
このタイトル名は
【名前力】
というものを考えさせられる深い言葉ではないだろうか…
(`・ω・´)
…
名前には【力】がある
名前には【運命が宿る】
…
名前にはパワーがあり
名前には
【不思議な影響力】
がある
…
だから
湯婆~婆の魔法の力に
僕は圧倒された…
力で押さえつけるのではなく
【名前を奪う】ことで
【その人を操る】
という支配は
実に恐ろしい方法ではないだろうか…?
(((゜д゜;)))
…
…
ここで
【質問】
がある★
※今、このブログを
読んでいる
貴女の名前は
何という名前
だろうか…?
…
下の名前だ…
…
…その名前は
本当に
貴女の名前だろうか…?
(((゜д゜;)))
…
…
もちろん
両親がつけてくれた
大切な名前だ
誰かに取られたことなど
ないと思うだろう…
…
だが
もし
名前がなくなってしまったら
僕らは
僕らであり続けられなくなる
【自分が誰であるか
証明出来なくなる】
からだ…
(´・ω・`)
…
だから
誰かを支配するのに
名前を取り上げるやり方は
非常に効果的だ
刑務所が
名前を取り上げて
【番号】で囚人を呼ぶのは
支配しやすいからだ
番号で繰り返し繰り返し呼ばれるうちに
自我を失い
反抗心を失い
簡単に従ってしまうようになってゆく…
(´・ω・`)
…
…
だからこそ
自分の名前を
大切にして欲しい
一生付き合ってゆくのが
【自分の名前】だ
…
名前を奪われると
人生の迷い道に入って
出口が分からなくなってしまう…
…
既に
僕らは忘れているのかもしれない…
(´・ω・`)
…
人間として生まれてくる時に
【本当の名前】
を既に
忘れてきてしまったのかもしれない…
…
人生は
【一生懸命生きた後の死】を迎えた時
新しい名前で
新しい物語が始まってゆくのかもしれない…
…
それはきっと
とびきりの物語だ…
…
自分の名前を大事にしようと思う
【名前】は
【運命】と
きっと深く関わっている…
(`・ω・´)
…
…
…
【湯婆~婆と銭~婆】
…
【湯婆~婆】は
恐ろしく冷酷な魔女だ
名前を奪って
あらゆるものを操り
手下にしたハクに
ハンコを盗ませた
【魔女の契約印】
だ
…
魔女の契約印には
【守りのまじない】
がかけてあり
ハクは
【銭~婆】の館から
命からがら
ハンコを盗み出すが
【守りのまじない
】
によって
命を落とす。
…
物語では
千尋が
たまたま
汚れた神さまを助けた時に
神さまから貰った
【泥団子】
を持っていて
それを
ハクに無理やり食べさせたから
なんとか
ギリギリ
危ないところで
助かったけど
本当なら
間違いなく死んでいただろう
何故なら
魔女のまじないは
恐ろしく強力だ
【まじない】
という字は
漢字でどう書くか
分かるだろうか?
そう、あの字だ…
…
…
…
【呪い】
(まじない)
…
つまり
【守りの呪い】
をかけられたハクは
あの時
100%助からなかった
それだけ
強力な呪いだった…
(((゜д゜;)))
…
…
僕はてっきり
【銭~婆】が
あの呪いを
かけたのだと
思っていた
魔女の契約印を
盗まれたくないから
恐ろしい呪いを
ハンコにかけたのだと思った
でも
物語を見る限り
呪いをかけたのは
【湯婆~婆】
のほうだったのかもしれない…
(´・ω・`)
…
物語の終盤で
千尋は
【銭~婆】の館に向かう
ハクを助けたい一心で
千尋は恐怖心と闘いながら
銭~婆のもとへと
向かう…
まだ10歳の千尋にとって
魔女の【銭~婆】の館へ行くということは
どれほどの怖さだっただろう…
『行ったらもう
戻って来れないかもしれない』
と人に言われても
千尋は
行くのをやめなかった
ハクを愛していたからだ…
…
…
僕は
【銭~婆】
という名前から
物凄い強欲な魔女だと
イメージしていた
ハクをあれだけ
容赦なく痛めつける恐ろしい魔女だ…
さぞかし
金ピカで
豪華な屋敷に住んでいるのだろうと
思っていた…
何しろ
【銭~婆】
(ぜに~ば)
だ
金、金、金…
屋敷のあちこちに
金銀財宝が転がり
金にまみれた
豪遊生活を送っているに違いあるまい…
(`・ω・´;)
…
…
ところが
千尋がついた屋敷は
森の中に
ポツンと経っている
【小さな木の家】
だった…
(´・ω・`)
…
案内してくれたのも
家の入り口の柵の上に
1つだけ付けられた
【古びたランプ】
で
家の中も何1つ
豪華なものは
なかった…
…
銭~婆は
恐ろしい魔女なんかではなかった
確かに
湯婆~婆の【姉】
で
見た目も声も
そっくりな怖そうな魔女だけど
ずっとずっと
優しくて
懐の深い姉
だった…
【カオナシ】
を、引き取った時点で
僕は泣いた…
…
恐らく
湯婆~婆に
【働きたいものには
仕事を与えなければならない】
という契約を結ばせたのは
姉の【銭~婆】
だったのではないだろうか?
…
銭~婆は
妹の【湯婆~婆】を
憂いていた
(´・ω・`)
同じ姉妹なのに
どうもうまが合わないと嘆いていた…
(´・ω・`)
…
妹の暴走を見越して
姉は
あの契約を結ばせたのではないだろうか?
そして
その契約を無効にする為に
姉の館から
【魔女の契約印】
を盗み出したのではないだろうか…?
…
…
そう考えると
悪いのは
全面的に
【湯婆~婆】
ということになる
あの魔女は
恐ろしい力を持ち
人々の名前を奪い
世界すら支配しようとしていたのか?
どうしようもなく
【悪い魔女】
なのだろうか…?
…
…
ところが
実際はそうでもないのかもしれない
湯婆~婆に
豚に変えられたり
ススワタリに変えられたり
名前を奪われて
支配されていた人々は
沢山いたけれども
物語の途中
【殺された】人は
1人もいなかった☆
あれだけの力を持つ魔女が
1人も殺していないのだ…
少なくとも
物語の中では
死んだ人はいなかったと思う
…
(ハクだけは
ヤバかったから
その辺りは
グレーなんだけど…)
…
湯婆~婆は
悪い魔女には違いないと思う
ただ
それは
【強欲さ】からくるものだ
…
【銭~婆】という名前なのに
姉は全然強欲ではなくて
【湯婆~婆】のほうが
強欲極まりないのは
宮崎駿さんなりの
【皮肉】
なんだと思う…
σ(^-^;)
…
それに
【湯婆~婆】には
お金や宝石よりも
大事なものがある
…
自分の息子
【坊】だ…
…
…
…
【坊】
大きな赤ん坊の姿をした
【坊】は
いつも部屋の中にいて
機嫌が悪くなると
【大声で泣く】
…
坊を溺愛する湯婆婆は
その声を聞くと
すぐに飛んできて
坊をあやす…
…
坊はますます
甘やかされ
布団から出なくなった…
体はどんどん大きくなるのに
【坊の心は赤ちゃんのまま】だった…
(´・ω・`)
…
外に出るのを怖がり
変化を怖がる…
…
安全にこだわるあまり
自分の身を守ろうとするあまり
ワガママで
愚かな存在に
自分がなっていることすら
気がつかなくなっていた…
ばぁやは
いつも甘やかして
くれた
食事も
着るものも
遊ぶものも
全て
ばぁやが用意してくれた
…
本当は
少し自分で
やってみたかった…
(´・ω・`)
外にも出てみたかった…
…
でも
ばぁやが
外は危ないから
出てはいけないという
缶詰めのふたを開けるのも
スプーンを持つのも
ばぁやがやるという…
…
ばぁやが言うんだから
仕方ない
よだれかけも
ばぁやにつけて貰った
昼も夜も
ばぁやに変えてもらえばいい
ばぁやに全て
任せよう
ばぁやに全て
やらせよう
…
赤ん坊でいるということは
何て【楽】なんだろう♪
…
何もしなくていい
いつまでも寝ていていい
お腹がすいたら
泣けばいい
すぐにばぁやが
来なかったら
もっと大声で
泣けばいい
ばぁやは
何でも言うことを
聞いてくれる
当たり前だ♪
自分は偉いんだ♪
自分は偉いんだぞ♪
…
…
坊はいつしか
甘やかされた自分を制御出来なくなっていた
本当は
もう歩けるのに
布団の中から
出てこなくなった
本当は
もう喋れるのに
喋れるのが面倒だから
喋れないふりをした
そのほうが
いつまでも
ばぁやに甘えて
いられる♪
でも…
なんだろう
この気持ちは…
…
…
寂しい…
(´・ω・`)
…
…
坊は
1人ぼっちだった
そこに
千尋がやってきた
…
坊は千尋の細い腕をつかんで
脅しつける
『おまえ
ぼくと遊べ!』
…
千尋は嫌がり
外へ行かないといけないと懸命に話す
すると坊は
言う
『だめなんだぞ!
お外に出たら
【病気】になるんだぞ!』
…
…
千尋はそんなことないと
坊をさとす。
だが
坊は千尋の言葉を、信じようとしない
泣き出す坊
逃げ出す千尋
その後を追う坊
千尋を捕まえようとする坊
…
そこに
銭~婆があらわれて
「お前は少し
太りすぎだね★」
と
大きな【坊】を
小さな小さな
【ネズミ】
のような生き物に
魔法で変えてしまう★
…
…
続く
…
そう
【ハク】
にとっては
あの物語は
自分の【名前】を
取り戻すまでの旅であり
【闘い】
だった…
(`・ω・´)
…
千尋があの世界に
迷い込まなければ
【ハク】
が自分を取り戻すことはなかったに違いない…
千尋だって
同じだ
湯婆~婆の魔法で
名前を取られた千尋は
【千】
という呼び名にされてしまう…
物語の最初の方で
既に
千は千尋を忘れかけてしまう…
自分の本当の名前が千尋であったことを忘れかけてしまう
たいして時間が
経っていないのに…
…
それを救ったのは
【ハク】
だ
《自分の名前を取られないように
千尋という本当の名前は大事に隠しておきなさい》
と教えてくれたハクのおかげで
千は
千尋という名前を、隠し通すことが出来た
…
千と千尋の神隠し…
…
このタイトル名は
【名前力】
というものを考えさせられる深い言葉ではないだろうか…
(`・ω・´)
…
名前には【力】がある
名前には【運命が宿る】
…
名前にはパワーがあり
名前には
【不思議な影響力】
がある
…
だから
湯婆~婆の魔法の力に
僕は圧倒された…
力で押さえつけるのではなく
【名前を奪う】ことで
【その人を操る】
という支配は
実に恐ろしい方法ではないだろうか…?
(((゜д゜;)))
…
…
ここで
【質問】
がある★
※今、このブログを
読んでいる
貴女の名前は
何という名前
だろうか…?
…
下の名前だ…
…
…その名前は
本当に
貴女の名前だろうか…?
(((゜д゜;)))
…
…
もちろん
両親がつけてくれた
大切な名前だ
誰かに取られたことなど
ないと思うだろう…
…
だが
もし
名前がなくなってしまったら
僕らは
僕らであり続けられなくなる
【自分が誰であるか
証明出来なくなる】
からだ…
(´・ω・`)
…
だから
誰かを支配するのに
名前を取り上げるやり方は
非常に効果的だ
刑務所が
名前を取り上げて
【番号】で囚人を呼ぶのは
支配しやすいからだ
番号で繰り返し繰り返し呼ばれるうちに
自我を失い
反抗心を失い
簡単に従ってしまうようになってゆく…
(´・ω・`)
…
…
だからこそ
自分の名前を
大切にして欲しい
一生付き合ってゆくのが
【自分の名前】だ
…
名前を奪われると
人生の迷い道に入って
出口が分からなくなってしまう…
…
既に
僕らは忘れているのかもしれない…
(´・ω・`)
…
人間として生まれてくる時に
【本当の名前】
を既に
忘れてきてしまったのかもしれない…
…
人生は
【一生懸命生きた後の死】を迎えた時
新しい名前で
新しい物語が始まってゆくのかもしれない…
…
それはきっと
とびきりの物語だ…
…
自分の名前を大事にしようと思う
【名前】は
【運命】と
きっと深く関わっている…
(`・ω・´)
…
…
…
【湯婆~婆と銭~婆】
…
【湯婆~婆】は
恐ろしく冷酷な魔女だ
名前を奪って
あらゆるものを操り
手下にしたハクに
ハンコを盗ませた
【魔女の契約印】
だ
…
魔女の契約印には
【守りのまじない】
がかけてあり
ハクは
【銭~婆】の館から
命からがら
ハンコを盗み出すが
【守りのまじない
】
によって
命を落とす。
…
物語では
千尋が
たまたま
汚れた神さまを助けた時に
神さまから貰った
【泥団子】
を持っていて
それを
ハクに無理やり食べさせたから
なんとか
ギリギリ
危ないところで
助かったけど
本当なら
間違いなく死んでいただろう
何故なら
魔女のまじないは
恐ろしく強力だ
【まじない】
という字は
漢字でどう書くか
分かるだろうか?
そう、あの字だ…
…
…
…
【呪い】
(まじない)
…
つまり
【守りの呪い】
をかけられたハクは
あの時
100%助からなかった
それだけ
強力な呪いだった…
(((゜д゜;)))
…
…
僕はてっきり
【銭~婆】が
あの呪いを
かけたのだと
思っていた
魔女の契約印を
盗まれたくないから
恐ろしい呪いを
ハンコにかけたのだと思った
でも
物語を見る限り
呪いをかけたのは
【湯婆~婆】
のほうだったのかもしれない…
(´・ω・`)
…
物語の終盤で
千尋は
【銭~婆】の館に向かう
ハクを助けたい一心で
千尋は恐怖心と闘いながら
銭~婆のもとへと
向かう…
まだ10歳の千尋にとって
魔女の【銭~婆】の館へ行くということは
どれほどの怖さだっただろう…
『行ったらもう
戻って来れないかもしれない』
と人に言われても
千尋は
行くのをやめなかった
ハクを愛していたからだ…
…
…
僕は
【銭~婆】
という名前から
物凄い強欲な魔女だと
イメージしていた
ハクをあれだけ
容赦なく痛めつける恐ろしい魔女だ…
さぞかし
金ピカで
豪華な屋敷に住んでいるのだろうと
思っていた…
何しろ
【銭~婆】
(ぜに~ば)
だ
金、金、金…
屋敷のあちこちに
金銀財宝が転がり
金にまみれた
豪遊生活を送っているに違いあるまい…
(`・ω・´;)
…
…
ところが
千尋がついた屋敷は
森の中に
ポツンと経っている
【小さな木の家】
だった…
(´・ω・`)
…
案内してくれたのも
家の入り口の柵の上に
1つだけ付けられた
【古びたランプ】
で
家の中も何1つ
豪華なものは
なかった…
…
銭~婆は
恐ろしい魔女なんかではなかった
確かに
湯婆~婆の【姉】
で
見た目も声も
そっくりな怖そうな魔女だけど
ずっとずっと
優しくて
懐の深い姉
だった…
【カオナシ】
を、引き取った時点で
僕は泣いた…
…
恐らく
湯婆~婆に
【働きたいものには
仕事を与えなければならない】
という契約を結ばせたのは
姉の【銭~婆】
だったのではないだろうか?
…
銭~婆は
妹の【湯婆~婆】を
憂いていた
(´・ω・`)
同じ姉妹なのに
どうもうまが合わないと嘆いていた…
(´・ω・`)
…
妹の暴走を見越して
姉は
あの契約を結ばせたのではないだろうか?
そして
その契約を無効にする為に
姉の館から
【魔女の契約印】
を盗み出したのではないだろうか…?
…
…
そう考えると
悪いのは
全面的に
【湯婆~婆】
ということになる
あの魔女は
恐ろしい力を持ち
人々の名前を奪い
世界すら支配しようとしていたのか?
どうしようもなく
【悪い魔女】
なのだろうか…?
…
…
ところが
実際はそうでもないのかもしれない
湯婆~婆に
豚に変えられたり
ススワタリに変えられたり
名前を奪われて
支配されていた人々は
沢山いたけれども
物語の途中
【殺された】人は
1人もいなかった☆
あれだけの力を持つ魔女が
1人も殺していないのだ…
少なくとも
物語の中では
死んだ人はいなかったと思う
…
(ハクだけは
ヤバかったから
その辺りは
グレーなんだけど…)
…
湯婆~婆は
悪い魔女には違いないと思う
ただ
それは
【強欲さ】からくるものだ
…
【銭~婆】という名前なのに
姉は全然強欲ではなくて
【湯婆~婆】のほうが
強欲極まりないのは
宮崎駿さんなりの
【皮肉】
なんだと思う…
σ(^-^;)
…
それに
【湯婆~婆】には
お金や宝石よりも
大事なものがある
…
自分の息子
【坊】だ…
…
…
…
【坊】
大きな赤ん坊の姿をした
【坊】は
いつも部屋の中にいて
機嫌が悪くなると
【大声で泣く】
…
坊を溺愛する湯婆婆は
その声を聞くと
すぐに飛んできて
坊をあやす…
…
坊はますます
甘やかされ
布団から出なくなった…
体はどんどん大きくなるのに
【坊の心は赤ちゃんのまま】だった…
(´・ω・`)
…
外に出るのを怖がり
変化を怖がる…
…
安全にこだわるあまり
自分の身を守ろうとするあまり
ワガママで
愚かな存在に
自分がなっていることすら
気がつかなくなっていた…
ばぁやは
いつも甘やかして
くれた
食事も
着るものも
遊ぶものも
全て
ばぁやが用意してくれた
…
本当は
少し自分で
やってみたかった…
(´・ω・`)
外にも出てみたかった…
…
でも
ばぁやが
外は危ないから
出てはいけないという
缶詰めのふたを開けるのも
スプーンを持つのも
ばぁやがやるという…
…
ばぁやが言うんだから
仕方ない
よだれかけも
ばぁやにつけて貰った
昼も夜も
ばぁやに変えてもらえばいい
ばぁやに全て
任せよう
ばぁやに全て
やらせよう
…
赤ん坊でいるということは
何て【楽】なんだろう♪
…
何もしなくていい
いつまでも寝ていていい
お腹がすいたら
泣けばいい
すぐにばぁやが
来なかったら
もっと大声で
泣けばいい
ばぁやは
何でも言うことを
聞いてくれる
当たり前だ♪
自分は偉いんだ♪
自分は偉いんだぞ♪
…
…
坊はいつしか
甘やかされた自分を制御出来なくなっていた
本当は
もう歩けるのに
布団の中から
出てこなくなった
本当は
もう喋れるのに
喋れるのが面倒だから
喋れないふりをした
そのほうが
いつまでも
ばぁやに甘えて
いられる♪
でも…
なんだろう
この気持ちは…
…
…
寂しい…
(´・ω・`)
…
…
坊は
1人ぼっちだった
そこに
千尋がやってきた
…
坊は千尋の細い腕をつかんで
脅しつける
『おまえ
ぼくと遊べ!』
…
千尋は嫌がり
外へ行かないといけないと懸命に話す
すると坊は
言う
『だめなんだぞ!
お外に出たら
【病気】になるんだぞ!』
…
…
千尋はそんなことないと
坊をさとす。
だが
坊は千尋の言葉を、信じようとしない
泣き出す坊
逃げ出す千尋
その後を追う坊
千尋を捕まえようとする坊
…
そこに
銭~婆があらわれて
「お前は少し
太りすぎだね★」
と
大きな【坊】を
小さな小さな
【ネズミ】
のような生き物に
魔法で変えてしまう★
…
…
続く