どこにでもある住宅地にその家はありました


Sは「ほら表札も取れてそのまんまだし、ちょっと異様な感じでしょ?」


確かに、私の場合は表札よりもカーテンがびっしりと閉めっぱなしという方が異様だったが


それ以外は特に何も感じなかった


Sには聞かれたくない事もあったので車の中で待っててもらって


私一人でいってみた



玄関のブザー押そうと「したがどうやら壊れてっぽかったので


中に人の気配感じて「「こんにちは」と声をかけた


奥さんらしき人が開けてくれましたが


「私今髪の毛乾かしてからいくので、先にみてもらってて」と


なんとも気さくな奥さん先生で、少し安心しました



中に上がると眼光するどい痩せた男性がソファにかけていて


「今日は寒いね」と世間話で和ませてくれた


暫くすると、ずっと目を閉じたまま何やら考えてるのか


聞いているのか、時々タバコを吸いながら深く沈黙している


私はトイレを借りたくなったが、声かけて気を散らしても良いものなのかどうか


迷っていたが、このまま本題に入ったら余計に行けなくなると


思い切って話しかけたらすんなり「「どうぞ」と場所まで誘導してくれたかお



暫くすると奥さん先生が登場して「今日はどうされました?」と


そこで私は仕事のことから話始めた


相変わらず男性の先生は目を閉じて話を聞いている


そして体調問題も一通り話すと


「じゃこっちでやりましょうか、ここに座って」


と神棚の前に座布団が敷かれ私は正座しました


すると後ろから旦那さん先生が腰を押すようにさするように


何とも表現しにくいですが、私は前後に揺れながら、


手が暖かいし、ふっと力が抜けて先生の手の動きに操られるようなかんじで


さっき出してもらったお茶のせいかお腹がゴロゴログーグー鳴り出して


次に首を前後左右に振られ、動く度にゴリゴリポキポキ言うので


我ながらこんなにも首酷使していたのかと思いつつ


段々と音が鳴らなくなってくるのに驚く叫び


次に左肩を前後にゆすられながら腰も押すようなさするような・・・


今度は右もやるのかと思いきや左のみで


私は3年前に首や肩や肩甲骨を痛め


その治療に整骨院に通っていたら


痛くない左腕まで傷められてしまって


以来重いものが持てなかったり、傷みが出る度にリハビリ通ったりしていて


今でも無理すると痛むのですが


左だけだったのには驚きました




ペタしてね