小学校の時に、『連帯保証人』にだけはなるなと教えてもらったけど... | 日給1000万円の大富豪に投資とビジネスを学ぶために、日本の大企業を辞め、マレーシアに渡り、10年で1億を目指すブログ

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おはようございます。
ganochasoです。



小学校の時に習ったことで印象に残っていること、


麻薬『ダメ!絶対!』


なんていうのもありましたけど...


『連帯保証人』にだけはなるな 


ということ。


子供の時は『そもそもなんでお金借りなきゃいけないんだろ?』お給料もらってるのにねー?と不思議に思ってましたが、そうはいっても、連帯保証人というのは危険だという認識だけは小さいながらにしていたんですね。


そんな小学生ながらに覚えた知識なんですが...実は、この大事な知識は、グローバル・スタンダードでは全く無意味なんです(^_^;)だって海外の多くの国では『連帯保証人がない』のですから。
このこと、皆さん知ってましたか?


ちょっと説明しますと
世界のスタンダードのローンは『ノンリコースローン』といいます。
何やら難しい言葉がでてきましたね(^_^;)。


簡単に言うと、借金をして途中で返済ができなくなった場合、担保を差し出せばそれで借主の支払は済んでしまうということです。 


具体的に。。。
例えば、1000万円の物件を頭金300万、融資700万で購入しました。


1年後に100万円の返済が済んだ時点で 物件の価値が900万円になってしまいました。このときにのっぴきならない事情で返済できなくなってしまった場合、どうなるかといいますと。。。


物件価格は 900万円
これまで支払ったお金 400万円
ですから、担保を返すことで返済できる借金は 900万円-400万円=500万円です。

しかし、もともと借りていたお金は700万円で100万円返済済ですから、残債務は600万円です。


担保を銀行に渡したとしても 500万円-600万円 = ▲100万円ですね(/_;)


100万円不足しちゃうんです...orz


この時、世界のスタンダードである『ノンリコースローン』であれば、不足分の100万円の返済義務はありません! 債務者の責任は担保限りで、担保を債権者に譲渡することで、返済の責任が解消されるのです。


一方、日本のローンは『リコースローン』といいますが、担保だけじゃだめですよー しっかり不足分もしっかり払ってもらいますからねー 足りない100万円どうしますか? は?返せない? じゃあ連帯保証人にお願いしましょうかね。。。


ということになります。



じゃあなんで、前者のノンリコースローンの場合は、借主に担保以上の責任を負わせなくていいの?ということですが、それぞれのローンの仕組みで『何に対して融資をしているか』が異なるからです。


ノンリコースローンの場合は、銀行、もしくは第3者の機関が不動産(もしくは融資を下すもの)を査定した上で、その不動産の今後の値上りに期待して融資をするんです。その『モノ』に対して、融資をするんです。


一方で、日本は。。。銀行は不動産(もしくは融資を下すもの)を見て融資をするのではなくて...その『人』を見て融資を決めます。


この人はサラリーマンだから大丈夫。。。とかですね。人に融資をするため、保証として『連帯保証人』という仕組みがあるんです。さらには、返済できないと取り立てが厳しくなり... 最後は生命保険で支払うために自らの命を。。。



という話になります。銀行からすれば、取りっぱぐれがない非常にいい融資先になるんですね、人は(^_^;)。 最悪、生命保険ですから。。。




話は少し変わりますが、今回、この記事を書こうと思ったのにはきっかけがあります。実は、この前『責任を取らない日本人』といった意味合いの記事をどこかで読んだです。


その記事には、政府債務残高1000兆円は明らかに。。。政府の財政政策のミスであるのに誰かが責任をとるわけではない。。。とか 東電はすでに役員報酬が復活しているとか。。。書いてありました。


政府債務残高1000兆円だってだれも責任を取ろうとしてません。借金が増え続けたら誰にしわ寄せがいくか?国民です。消費税増税です。他の税金も徐々に上がっていくでしょう。


そうやって立場が強い側が責任をとらず... 失敗した時のしわ寄せが弱いものにいく。。。


さっきのローンだって同じです。不動産や融資先の資産に対して、銀行が責任を持って査定して、その不動産等に対して融資すれば、借主は担保限りの責任範囲で融資を受けていいはずです。


それを銀行側が何の不動産を買うかよく分からないけど、この人サラリーマンだし、連帯保証人もつけて最悪生命保険があるからいいかー と融資をしていたら、そりゃ自殺者も増えますよ。。。


銀行側が責任をもつか、借主が責任をもつか....住宅に限っていえば...明らかに個人の方が情報量が少ないわけですから、強い立場にある銀行側が責任をもつべきでしょう。やはりノンリコースローンの方が妥当な気がします。


強い立場のものが責任を取らず、失敗した場合は弱い立場の人が大きな被害を被る。。。


日本ってそういう仕組みが多いのは気のせいでしょうか?
ノンリコースローンも含めて、海外のスタンダードを知ると、日本の仕組みは「?」がつくことが多いです。


将来の日本。。。やはり不安です。。。


ganochaso