神奈川県動物保護センターのサンデー譲渡会で考える・・・”殺処分ゼロ” | ジョン&ジャック&ジュニアとお友達ワンコの日記

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NPO法人保健所の成犬猫の譲渡を推奨する会
http://npo.seiken-joto.org/

12月4日(日)は、神奈川県動物保護センターで開催したサンデー譲渡会のお手伝いをしてきましたニコニコ

 

センターでは、平日に開催されてる譲渡会があるけど、平日はなかなか参加出来ないご家族も多いし、、、、

普段の譲渡会とは違う目的で、今回のサンデー譲渡会が開催されたんです爆  笑

 

神奈川県動物保護センターは、とってものどかな風景の場所にある収容センター。

 

 

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神奈川県の知事がうたってる殺処分ゼロ

とっても素晴らしいこと、でも、譲渡が可能な子がいて、そして譲渡が出来ない子がいる。

譲渡できない子はどうなるの?

一生、センターにいることになるの?

なんで譲渡できないの?

色々な疑問が湧き起こる、無力な我が家、一般預かりボランティアショボーン

 

 

今回は、我が家が預かりボラとしてお手伝いしている保護団体「成犬譲渡の会」と他の2団体が

一緒にセンターに話をもちかけて、実現したサンデー譲渡会。

目的は、地下室にずーっと収容されている保護犬のための譲渡会

 

譲渡できない(と、センターが判断している)犬は、噛み癖があって首輪がつけられない子、

臆病な子、人が苦手、犬が嫌い、、、、色々な理由があるらしい。

でも、殺処分ゼロをうたっているので、処分が出来ず、地下室で暮らしてます。

 

こんな風に↓ 1つの房に5頭くらいずつ・・・全部で30頭くらいいるのかな ?

 

 

シニアだったり、療養中の子は個室で生活。

 

 

譲渡可能な子もまだ上の階にいるので、常時50頭くらいいるのかな・・・・ ?

 

 

ボランティアが廊下を歩いて、犬の様子を見てみます。

表情を見たり、動きを見たり、譲渡出来そうな子・・・いるかなはてなマーク

 

 

毎日お散歩なんて出来ない・・・だって譲渡可能な子をお散歩する時間も要るし。

噛み癖がある子には、首輪をつけるまでに時間がかかるから。

たまにお散歩に連れて行くと、みんな”どこへ行ったの ?” ”なんの匂い ?”と大騒ぎらしい。

 

正直、地下室にいる保護犬たちを見ると、せつなくなるショボーン

蛍光灯の灯りだけで暮らしてる保護犬たち、たまに行くお散歩ショボーン

だ・か・らビックリ

地下室の保護犬たちの譲渡会を開催した・・・というわけニコニコ

 

 

3団体でボランティアは10名はいたのに、参加犬はたったの・・・5頭ほど犬

もっと、地下室から出して、皆さんに会っていただきましょうよ~って交渉したけど、

「噛み癖がある」とか「首輪をしていない(出来ない)」とか「犬に慣れてない」とかとかとか・・・理由はたくさんショボーン

とにかくボラの手は空いてるのに、犬がいない・・・ボランティアみんながやりきれなかったえーん

 

 

お散歩ボランティアは募集していないのか ?聞いてみたら、

ボランティアの実力、レベル感も分からないので、お散歩の途中で逃がしたら困るので頼んでいない、とか。

 

首輪が付けられない子には、トレーニングをしてるのか ?聞いてみたら、

譲渡可能な子にはお散歩しながらトレーニングをしてるけど、地下室の子には手が回らない、とか。

 

ボランティアトレーナーさんと協力をしてトレーニングをしたら、譲渡された里親さんにとっても飼育しやすくなるのに、なんで保護団体やボランティアと協力しないのか ?

うまく使えばいいのにチュー

これまた、やり切れないし、これが行政、なんだね。。。と、しみじみ実感。

 

でも、センターの職員さんを責められないのも現実プンプン

日曜日の譲渡会、参加したら当然、彼らは代休をとらなきゃいけない。

慢性的な人手不足の中、平日の代休取得はとても難しいらしいし、犬以外にも猫も数十頭が収容されてて、

職員みなさんが手一杯。

ボランティアや保護団体と協力したとしても、そこは行政、犬を逃がしたり、誰かを噛んだりしたら、

センター所属の犬ならば、責任はセンター。

その責任に押しつぶされる様に、○○は出来ない、××は無理、、、ってなるんだろうなショボーン

 

 

そもそも、飼育放棄をした飼い主が悪い。

虚勢・避妊手術をせずに気が付けば増えてた~って無責任な飼い主が悪い。

センターって野良犬が保護されるだけじゃなくて、飼い主が連れてくる「飼い主持込」みってのが意外と多い。

だから職員さんたちを責めても仕方なくて、職員さんも頑張ってる。

 

我が家は今回、センターへは初めて足を運んだし、初めてのセンターでの譲渡会なので、

とっても勉強になったり、考えることがたくさんありましたニコニコ

 

なーんて、熱く語ったけどチュー・・・まずは、第1回目のサンデー譲渡会を開催したことに意義があると思う。

 

というわけで、たくさんの人にこんな現状があるのを知ってもらえたら、まずは第1歩になるかなハート

さて、手作り感満載の微笑ましいサンデー譲渡会をご覧くださ~いびっくり

 

 

職員さんがそれぞれのワンコの情報を準備してくれてましたニコニコ

 

 

お外に出てきたワンコは嬉しそう爆  笑

 

 

そして伸びてた爪を辛抱強く切ってもらったりして。

 

 

お散歩を堪能ハート

 

 

一緒に地下室で暮らしてるワンコ同士、お~どうよはてなマーク的な挨拶はてなマーク(笑)

 

 

興奮しちゃうワンコには、即席だけど、トレーニングハート

 

 

ちゃんと集中できる子もいて、この表情ハートハートハート

 

 

最後はお腹なんて見せたりして~ハートハートハート

 

 

最初にしては、来場者さんも結構来てくださって、良かったかな。

サンデー譲渡会に足を運んで下さった方々、ありがとうございましたニコニコ

 

 

早くもトライアル先が決まった子もいるし。

 

 

決定で無いけど、お話があった子もいたし。

 

 

1歩ずつ。1歩ずつ。

時間はかかるけど、継続は力なり。

我が家が協力している保護団体は25年の活動実績があって、代表は今の現実は25年前から

考えられなかったと、嬉しくなるらしい。

 

我が家も、微力ながら、頑張ろうっとびっくり ニコニコ