サッカー批評40を読みました。
その中で大分トリニータのスペシャルスポンサーであるマルハンの問題について取り上げていました。
サッカー詳しくないとマルハン問題について知らないと思うので、省略。
大事なところは、韓会長の情熱です。
パチンコ業界という社会から偏見をもたれることが多い業界で、徹底的に経営の透明化を目指す。
その志は生半可なものではないと感じた。
それは逆に国税局がビビるほどらしい。
加えて社会貢献にも積極投資。
そして在日韓国人として差別されてきたにも関わらず、企業は日本社会に貢献してナンボと言い切る器のデカさ。
本題となるJリーグ・大分トリニータとのスポンサー契約の話。
簡単に言うと、ユニホームの胸に「MARUHAN」の文字を表記することが、Jリーグからの通達でNGとなったのだ。
普通に考えて露出が極端に減るわけだから、撤退が妥当だろう。
しかし韓会長は「自分も借金から這い上がってきた。同じように経営難に陥っているトリニータをこのまま見捨てるわけにはいかない」と。
なんという情熱。
社会公器としての意識、目先の利益にとらわれない考え。そして人情。
素晴らしい。
それから文中にあったエピソード。
”パチンコ業界ということで、就職の際親に大反対されたり恋人に別れを言い渡された社員もいる。
それがJリーグのユニホームの胸に載ったことで「パパの会社がユニホームに載ってる!」と子供に言われたと聞いた。”
うーん、なんともじーんときます。
独りよがりの私欲会社なんて死んでしまえ。
改めて心に刻みました。