玄関横のルージュ ピエール・ドゥ・ロンサールを移植せずに何とか誘引出来ないかと考えて、横幅を作る為に設置したアイアンフェンス
「どうやって付けるの〜?」
って言うコメントを頂きましたが、そんなに大層な事は出来ませんのでホントに簡単な方法ですが・・・
このフェンスの左側にはL字型の金具が、
・・・2本だけ欲しいんだけどな(--;)
左側にはヒートンを、右側には洋折れをねじ込んで、そこにフェンスについている金具を差し込んで固定しました
ルージュさんには太いシュートが3本と去年の枝が1本有ったので、 シュートを2本だけ残して後はカットしました
高い所は怖いので、これからは低めに誘引しようと思います
なので今年は新しいシュート待ちをする年にして、とりあえず残った枝を何とかして5月に花を咲かせないと
本当は、今年の「とりあえず誘引」は
こんな感じにしたいんです
でも実際に倒してみると、このソーセージの様な太さの長い先で枝分かれしてるので、欲しい場所に枝が来ません
枝分かれしている先の枝も太くて硬いのでUターンさせられなくて、今はブロックレンガに紐をくくりつけて何とかUターンさせようと引っ張っている所です
こんなに太いシュートをバンバン出すルージュさん
実は大きな癌腫が見つかりました
「え〜っ!?
こんなに元気なのにっ?」
大事に想っていたバラだけに、見つけた時はショックが大きくて落ち込みました
丁度その頃、京都で藤岡友宏先生の講習が有りまして・・・講習後先生に駆け寄って癌腫の事を沢山質問しました
「土の中のどこにでも居る菌なので、バラが元気なら特に気にする事は無いですよ。
大きく切り取って様子を見て下さい。
株が元気なら治ります。
昔は癌腫に直接触ったスコップやナイフやハサミを消毒して・・・とか言ってましたけど、どこにでも居る菌なのに道具だけ消毒しても土を触ったらまた付くんだから意味ないですよ。
道具の水洗いも必要ありません。
今は地植えでも隣のバラに移ったりしないと言っています。
「癌腫」なんて、怖い名前が良く無いですよね。」
と、にこやかに詳しく教えて下さいました
そう言えば、ずっと前にローザンベリーでも癌腫だけ切り取って地植えでそのまま育てていると言ってたな
まつおえんげいの松尾社長も、園内に植えてる癌腫に罹ったバラもそのまま育ててるって言ってた
みんな、「地植えでも隣のバラに移ったりしない」って言ってたな
う〜んΣ(-᷅_-᷄๑)
どうしよう
・・・(゜∇゜*o)!
プロが言うんなら、ここは良い方に考えよう
藤岡先生、言ってた
本に書いて来た内容と、今の新しい育て方や考え方は変わって来てるって
暗〜い気分が、これでちょっと落ち着いた(*゚ー゚)
ロコ子さんから
「クラウンの下側にも出来てたらアウトだよ。」
とアドバイスがありましたが、幸い下側にはコブが無い様なので大きめに切り取って
これまたロコ子さんから頂いた、見た目が金魚の大き目の餌の様な乳酸塊のツブツブを湿らせて、ギューっと握って癌腫の有った所にペタっと貼ってギュギュっと押し付けて、菌の再発防止を図りました
念の為、株全体に大き目に貼り付けておきました
この事を広大な花園を持っているご近所さんに話すと
「これで実験して〜!」
とバラの鉢を渡されました
「その切り取った癌腫をこの鉢に撒いて(^.^)」
癌腫が移るのか、移ら無いのかの実験だそうです
「名前も分からないどうでも良いバラを地面に挿したら根が付いて、鉢に植えたけどやっばり要らないバラ」
だそうです(^_^;)
幹の周りの土に溝を掘って切り取った癌腫を埋めました
かわいそうな気もしますが、何事も生きた知識の為
移らないと信じて、1年間このまま育てて実験してみます
藤岡先生には肥料の事も教わりました
今まで寒肥は一株あたり600gと言って来たけど、試しに400gと100gで育ててみたそうです
・・・結果は同じ様に同じだけ育ったそうです(^_^;)
「なのでみなさん、これからは寒肥は100gでいいですよ!
急激に減らして良いと公に発言できないから、レジュメには遠慮して200gと書きましたけど100gと御自分で訂正して下さいね。」
・・・肥料屋さんとの関係とか、色々大人の事情が有る様です
「今までは休眠中に沢山肥料を入れて春に沢山花を咲かせると考えられていましたが、バラが生育を始めて葉を展開すれば同化作用で充分に栄養が摂れるので、肥料は芽が揃うまでの量が有れば充分なんです。」
だそうです
教本をお手本だと信じ込んでバラ育てをしていますが、どんな物でも技術は日々進化し、常識は変化しているんですね
先生によって、やり方や意見は色々ですが実際に広く携わってる人と関わって、生の声を聞いて知識を得るのは大事な事だと思いました
ウチにも咲いたクリスマスローズ
・・・買った覚えは無い