ヤマハ、河合楽器が大攻勢

 日本ではピアノは金持ちのお嬢さん、お坊ちゃんのお家にしかなく、まずお

ける家庭に住める事が贅沢だ!団地や賃貸マンションではまず無理だろう!

 ヤマハと河合楽器製作所が中国のピアノ事業で構成を掛けている。都市部を

中心とした経済力の向上を背景に、両社とも中国での販売台数や売上高が前年

同期比で2割近く増加。景気の落ち込みで日米欧では販売が振るわないだけに

、高成長が続く中国でシェア拡大に懸命だ。

 世界の新品のピアノ販売台数は年間約50万台で、中国はその半分を占める。

“超巨大市場”。地元メーカーを中心に数十社がひしめくという。

 厳しい環境下でも世界的なブランド力を誇る日本勢はここ数年、2ケタ成長が続く。河合の2009412月期のピアノの販売台数は、米国が35%減、欧州が21%減と振るわない中、中国は16%増と躍進。ヤマハも売上高が、日本で1割近く減少、また欧州では2割近く減る一方、中国は17%増と好調だ。中国メーカーのピアノ価格は115万円程度が中心だが、ヤマハや河合は2330万円。今後、価格競争が激化する可能性もあるが、ヤマハは「ブランド力を生かし、ある程度今の価格帯を維持したい」(岡部比呂男取締役)。富裕層の多い沿岸部から内陸部に販売網を拡充し、現地での生産能力も数年以内に年3万台~5万代に増強する計画

 一方、河合は「コストダウンを徹底し、安いピアノも出していく」(笠原副社長)と、価格競争にも踏み込む構えだ。


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