「Edy」ビットワレット子会社化





 楽天は5日、電子マネー「Edy」を運営するビットワレッ

ト(東京・品川)と資本提携し、電子マネー事業に本格参入す

ると発表した。12月末にビットワレットが実施する第三者割当

増資を約30億円で引き受け、連結子会社化する。仮想商店街「

楽天市場」等ネットサービスとEdyを組み合わせ、決済やポイント利用等でユーザーの利便性を高める。

 楽天はビットワレット株式の50%超を取得する。現在の株主はソニーファイナンスインターナショナル(20.75%)、NTTドコモ(14.77%)、ソニー〈12.76%〉等。増資後はソニー勢が計25%、NTTドコモが5%、全日本空輸が2%になる。

 両社は200712月に共同マーケティングで業務提携を締結。電子マネー対応の携帯電話(おサイフケータイ)に「楽天アプリ」をダウンロードしてEdyで買い物をすると、200円ごとに楽天スーパーポイントが1㌽たまるポイントが1㌽たまるポイント事業部を展開している。

 今後もポイントプログラムを活用し、5880万人の楽天会員に

Edyの利用拡大を促す。少額決済がしやすい電子マネーの特性を踏まえ、楽天市場での決済機能にEdyを活用して行く。

 ビットワレットは、ソニーが非接触型IC技術「フェリカ」を活用したサービス事業の立ち上げを狙い、NTTドコモなどとの共同出資011月に設立した。ただ競合サービスの増加などで、093期まで9期連続で最終赤字を計上していた。

 ソニーがここまで10年掛けてコツコツと加盟店を増やしていたものを「ナナコ」や「ワオン」の商業系はあっという間にグループ内だけで加盟店が一気に増え、細かい小銭を使うコンビニであっという間に広まった。一方、鉄道系は定期券と乗車券を購入する手間を省ける為、非常に広まるのが早く私鉄とJR、バスが一緒に使えるようになってからは尚も拍車を掛け「Edy」だけは、おいて行かれるような形になってしまった。今度は「仮想商店街」と「現実の商店」との競争になる。利用者がどうくか?非常に興味がある。鉄道系、流通系にのまれるのか?第3の陣営になるのか?興味がわくがどこでも使えることが利用者にとっては一番だ!




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