真紅王 第二章 ② | ★俺を殺したって★何もないぜ★

第二章 ②「滅ぼされるが定め」


「オイオイ 冗談じゃねえぞ・・・」

「こうなったってことは魔界からの襲撃も時代から消されて 俺らの武器は封印したまま消えた・・・ってことか?」


「カァー・・・こんなの納得いかねぇ・・」

「ちょっと魔法で出してみる」

蓮が呪文を唱えると杖は出てきたが槍 剣 篭手は出てこない・・・

もうちょっと強くしてみると

槍が出てきた

さらに強くすると剣

「ということは?・・・もっと強くーーーー」

「う゛う゛う゛ーーーー」

もっと強くしたら・・・


杖が爆発 篭手が出ない


「っ・・・・」

「オイオイ・・・」


「アァー 私だけもう終わった・・・」 森羅が思いっきり落ち込んでいる

「・・・殺気がする」

「俺も感じるよ・・・」


「よりによってこんなときに・・・篭手早く出てよーーー」

それと同時に蓮が魔力全開にした


徐々に篭手が姿を現していく

そのころ悪魔と炎獄達が交戦中

篭手が出現したときには悪魔はいなくなった


「さて・・・歴史はどうする」

「どうしようか」

「待ってください・・・何か巨大反応がきています」


それと同時に炎獄たちの前には次元へつながるゲートが現れた


「あれは・・・アグオウルゲートか・・・」

「大変になるな・・・悪魔が大量に出てくるぞ・・・」

それと同時に後ろからもゲート


「あっちはバリエンムゲート 天使軍だな」

「援軍ってところかな」

「いえ・・・両方敵でしょう 歴史を根本から変えてしまったので魔界の地底侵略もなく 天界の方々は最初から僕らを知らないという結果により敵という意味を表します そして悪魔軍は今 日本を侵略中 つまり僕らの敵です」


「ふう・・・天使も悪魔も殺すのか・・・」 「くるぞ!皆戦闘だ!!」

その言葉が合図になったのか 悪魔と天使が一斉に出現 炎獄達が戦闘に介入し 三軍による大乱戦となった


「一気にキメるぞ!韻極ー!」 「OK!」

「海底!水裂斬!」 杖の先に水の刃が出現

「嵐風!王鳥之竜巻!」地面へ急降下 竜巻が発生し 両軍を巻き込み そのまま地面へ叩きつけた

「炎獄!天空!流星獄竜!」地面へ急降下し 大爆発を起こして両軍を一気に壊滅


戦闘が終わった後 改めて歴史を変えることがどんなに恐ろしいかを認識した五人

歴史を元に戻すため 再び古代へ旅立つ


まず弥生時代にて教えた知識を持つものに魔法をかけ その知識をすべて忘れさせた

さらに法隆寺の建設 明智光秀を復活させ 本能寺の変のときには自分達が織田信長を殺したのだ

さらに太平洋時代 五人で各方面に向かいそれぞれの国を復活させた そしてアメリカには日本に大空襲をかけるように魔法もかけておいた


そして現代へ戻ってみると・・・

いつも通り人の賑わう日本であった あんな悲惨な日本とは違っている


「やっぱりこうじゃないとしっくりこないな」 「人が賑わってないと寂しいもんな」


第二章 ③に続く