民主党の小沢一郎幹事長は12日の記者会見で「半年前の国民との約束を変えるほうが変じゃないか。とても国民に納得されない」と述べ、財源を「ムダづかいの根絶」に頼り、消費税論議を「封印」した衆院選マニフェスト(政権公約)の見直しは必要ないとの考えを強調した。

 参院選に向けた公約の見直し作業では、若手議員から「公約をすべて実施すれば財政赤字が膨らみ続ける」との懸念が出ている。公約のための歳出と、消費税など歳入のバランスを無視すれば「与党として無責任と批判される」(新人議員)との危機感からだ。

 しかし、鳩山由紀夫首相は任期中の税率アップを否定。子ども手当など、衆院選大勝の原動力となった公約の大幅見直しは困難とみられている。参院幹部は「来年度の予算編成でどれだけムダをあぶり出すかが重要。増税はその次の問題」と指摘した。【大貫智子】

【関連ニュース】
小沢幹事長:後援会が地元で18日、両親の「偲ぶ会」
米国:「事務所に問い合わせて」 小沢氏訪米中止で国務省
小沢幹事長:5月の訪米見送り
連合:参院選に向け「小沢批判」地方で拡大 火消し急ぐ
民主党:参院選候補者擁立めぐり小沢氏に地元反発も

官民一体で次世代送電網市場開拓 政府協議会発足(産経新聞)
<フィギュア>村上佳菜子選手が高校入学式(毎日新聞)
<使い捨てライター>業界団体がCRの義務づけを支持(毎日新聞)
参院選へ新党結成=10人以上を擁立-山田杉並区長ら(時事通信)
鳩山内閣「4年間続く」=渡部氏一転、首相を激励(時事通信)