。付属のDual-Link DVI-Dケーブルを用いれば,特別な設定も必要ないようだ。  3D Visionに対応できるGPUを搭載したグラフィックスカードであれば,ほとんど対応できると見ていいのではなかろうか。  一方,Radeonからは今回,「Radeon HD 7970」搭載のMSI製カード「R7970 Lightning」をMSIの代理店であるアスクから貸し出してもらい,また,独自に用意した「ATI Radeon HD 5770」カードでも試したが,いずれも144Hz表示は行えなかった。というか,120Hzすら不可だった。両GPUとVG278HEを接続すると,最大垂直同期周波数75Hzのディスプレイとして認識されてしまうのだ。  比較対象機として用意した,3D Vision&垂直同期周波数120Hz対応のBenQ製ディスプレイ「XL2410T」では,Radeonでも120Hzディスプレイとして認識され,表示できる。したがって,75Hzというのはハード的な上限というよりむしろ,ディスプレイのモード認識周りに問題が生じた結果ではなかろうか。おそらく,Display Data Channel(DDC)を通じて送られてくるVG278HEのディスプレイの対応モード一覧を,Catalystが正しく取得できていないのだろう。  少なくともテスト時点の最新版である「」と,その1つ前の公式最新版「」では最大75Hzと認識されてしまったので,これはもう,今後のドライバアップデートに期待するほかない。  ちなみにVG278HE付属のマニュアルには,垂直同期周波数144Hz設定の注意事項として,「デュアルリンクDVIケーブル接続により互換NVIDIA-GPUグラフィックカードを使用する場合(中略)144Hz機能を有効化してください」という(分かりにくい)記述が見られる。ASUS側でも,NVIDIA製GPUの利用を想定しているらしい気配が窺えよう,ro rmt。  というわけでなので,RadeonユーザーがVG278HEの購入を検討するのであれば,ドライバの対応を待ってからにしたほうがいい。現時点では,120Hz対応ディスプレイとしてすら使えないからだ。 144Hz表示の効果は「ある」が,効果は「微妙」120Hzとの違いはほとんど分からず  さて,ダークブラッド RMT,144Hzの効果検証である。市場にはすでに120Hz対応のディスプレイが複数出回っているので,144Hzと120Hzとの間にどれだけの違いがあり,それを体感できるかがポイントになる
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