TGS 2010セガブースの一角では,チュンソフトが2010年12月に発売予定のニンテンドーDS用RPG「」(以下,シレン5)がプレイアブル展示されていた。  前作となるシリーズ作品「」(以下,カバル RMT,シレン4)は,2010年2月に発売されたばかり。なんとこのシレン5は,それから一年を待たずして発売されることになる。そのためかシレン5の基本的なシステムはシレン4を踏襲したものとなっているが,新しいストーリーで,武器,アイテム,敵キャラ,ダンジョンなどはもちろん追加されている。  会場でプレイできたのは,TGS 2010のために作られたという特別バージョン。ゲームを始めると,まず冒頭で軽くストーリーが説明されたあと,主人公シレンとその旅の道連れであるイタチのコッパの前に,「タオ」と名乗るパンダのような帽子をかぶった女の子が現れる。このタオは,シレン5で初登場となる新キャラクターだ。  タオはシレンに向かって,自分は今回シレン達が挑むことになるフォーチュンタワーのガイドをしており,お金を払えばシレン達の戦いの手伝いをしてあげると発言してくる。……が,そのすぐ後に,今回はTGS用の特別バージョンなので手伝ってあげないとメタ発言(なんなんだ)。まあ,ともかく製品版では彼女といっしょに塔を攻略することができるということなのだろう。  フォーチュンタワーは,過去の塔,現在の塔,未来の塔という3つの塔で構成されており,内部の難度はそれぞれ,簡単,普通,難しいとなっている。  実際に塔の内部へ進入してプレイしてみたが,実はこの手のゲームはRogueとかNetHackとかAngbandとかT.o.M.Eとかしかやったことがない(すみません)筆者でも,かなりスムースにプレイできた。過去の塔(つまり簡単な塔)をプレイしたからか,数階分を探索しただけでも,さまざまな種類/名前のアイテムをたくさん見つけられた。筆者でも,これらアイテムの性能や効果を覚えたり,有効な使い方を見つけたりと,知識を蓄積しながら,自身がどんどんゲームに熟達していくところが楽しいゲームなのだろうということが想像できる,rmt。なるほどこれはたしかに,シレンジャーと呼ばれる本シリーズの熱心なファンがたくさん生まれるのも理解できると納得した。  「」の記事にあるように,シレン5には,これまでは存在しなかった”通信機能”が用意されるとのこと。詳細はまだ不明だが「対戦」や「協力」という言葉がキーワードとなっているらしい。発売後には,ファストフード店やファミリーレストランなどで,シレンジャーたちがDSをつきあわせている姿を頻繁に見かけるようになるのかもしれない。
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