。 ●任天堂  前年同期よりも売上げを下げ,過去最低の売上げだった2011年度第4四半期を更新するところから始まった任天堂の2012年度決算。売上げはともかく,目立つのは為替差損だ。損失が211儍窑趣いΔ长趣胜韦坤陌肫冥魏M鈮由细撙?17儍窑牵陂g中のドル/円の変動は-2円程度。ユーロは-10円程度変動しているので,主にユーロ圏での収益が悪化していると予想される。ちなみに,ヨーロッパでの売上高は200儍页潭趣馈,アグ ブーツ?br> 他業種で輸出の多そうな企業の例を見てみると,キヤノンあたりで海外売上が720儍遥瑸樘娌顡pが620儍窑容啢颏堡破啶ぷ礇rになっていた。もはやわけが分からないレベルと言えるだろう。ただ,それでもキヤノンの決算では純利益を黒字で収めている。これがトヨタあたりになると,逆に為替差益で110儍窑郅蓛Δ堡皮い郡辘工搿,F地生産にシフトしていることが為替リスクを相殺していているのだろうか。  一方で,任天堂はこんな状況下でもWii Uの海外価格を299.99ドル(2万3000円程度)と349.99ドル(2万7000円程度),299.99ユーロ(3万円程度)と349.99ユーロ(3万5300円程度)としている。ちなみにヨーロッパ版のBASIC PACK以外では,国内版に同梱されていないセンサーバー(1785円)付きである。これだけ為替差損を食らっていてなお,清清しいくらいに価格そのものにこだわった設定となっていることが分かる。 ●バンダイナムコホールディングス  おもちゃ関係もコンテンツ関係も順調で危なげのないバンダイナムコの決算。ゲーム部門を見ると,売上げ自体に目立った動きはないものの,利益率の向上には目を見張るものがある。現時点でのコンシューマゲームとソーシャルゲームの売上げ比率は,約2:1となっている。業界では,氾濫気味のソーシャルゲームで,Diablo3 Gold,IPモノとそうでないもので格差が広がりつつある。グリーとは包括的提携を行うなど,ソーシャルゲーム展開に積極的な姿勢を見せている。巨大IPを多数抱えるバンダイナムコの快進撃はしばらく続きそうだ。 ●カプコン  発売タイトル数はさほど多くなかったものの「ドラゴンズドグマ」が国内で好調な売れ行きを示したことや,ソーシャルゲーム,スマートフォン向けゲームなどがそれぞれ伸びた結果,堅調な滑り出しの第1四半期となっている。前年同時期と比べてモバイルコンテンツは2倍以上伸びているのだが,今回はコンシューマゲームの売上げも前年同期と比べて倍以上伸びているので,売上げ比率に大きな変化はない
関連トピック記事: