インドの事務処理 | インド生活記 What's up, Vizag?

インド生活記 What's up, Vizag?

旧ブログ名【インド・大学院留学 〜Hi, ハイデラバード〜(2011.7-2013.6)】
インドHyderabadのUniversity of HyderabadでMA(一応修士号)を修了した筆者が、今度はNGO職員として赴任したVizag(バイザッグ)ことVisakhapatnam(ビシャカパトナム)での生活を綴ります。

インドに来る前に、多くの人や本でインド人は頭がいい、インド人は数学ができる、インド人はコンピューターがヤバいという話を耳にした。


これ、本当ですか?


おれは9999×9999くらいまで暗算で出来るぜ、

ってインド人とか、中にはいるのかもしれないけど、、、

事務の仕事が遅すぎる。。。
学費を払って、大学の病院に登録して、IDカードとインターネットのパスワードをもらう。
この作業だけど丸4日かかった。
どこそこに行けと言われて行ってみると、おれは知らんからどこそこに行け
それでまた行くとどこそこに行け、もはや、たらい回しを通り過ぎて垂れ流しと言えるくらい全然仕事が回ってない。というか本当はどこに行けばいいのか正確には知らないのに、予想で答えるから事態が余計にややこしくなったりする。

学費を払いに大学の近くの州立銀行に行った時、窓口が全く動かなくなった。押し寄せる人だかりをほぼ完全に無視する銀行。それでも、増える人、人、人、するとマネージャーらしき人が、

「ムンバイで(たぶん)システムがダウンしたのので、我々では何も出来ません」
ということを叫んだ。

おいおい、こんな時にふざけんな、って思いつつも、おれはすでに支払いを済ませていて、銀行のサインが必要だっただけなので、とにかく窓口に詰め寄った。

チャイ(インドの茶)飲んでる。

こんな非常事態で、このおっさんは茶を飲んでる。しかも大勢の客が並ぶ窓口で、、、

みずほ銀行がシステムのトラブルで大騒ぎになったけど、インドではシステムのトラブルで何も出来なくなったのを良いことに、茶を飲んでいる。この自由人め。


大学の本部やら学部があるメインキャンパスから、留学生のオフィスがある南キャンパスまで3キロ離れてる。IDカードをゲットするまでの4日間で、何往復したんだろう。歩行距離といい、待ち時間といい、4日連続ディズニーランド行くのとほとんど大差はないだろう。

ただし、ここではどんなに待っても紙切れを一枚渡されるだけだ、、、
そして次の目的地を告げられ、また歩き始める。

そう、ここはディズニーランドじゃなくて、インドだった。