JJです。


先に、コメントにもいただきましたが、この免疫吸着療法、現時点(2008年12月)では健康保険適応外です。


しかしながら、北里研究所病院の場合、

「探索的な臨床研究であり、その評価はこの分野において未だ十分に定まったものではない。」 


ゆえに、

北里研究所病院の示す「免疫吸着療法の臨床試験の各種条件を満たし、この試験への参加にご同意いただきましたら、(略)、試験にかかる費用は入院中の差額ベッド代と食事代を除き、全て当院循環器科の研究費で支払われます。したがって、試験に参加される患者様に負担していただくのは原則として差額ベッド代と食事代のみとなります。」とのこと。 


「 」内は、北里研究所病院HPからの抜粋。


つまり、臨床”試験”(あくまで”試験”、悪く言えば臨床”実験”なんだな)に参加という形にすることで、基本治療費用は、病院側が研究費という名目で負担してくれるとのこと。


血液中から抗体を吸着させて取り除く治療は、入院にて実施され、入院期間は3回の免疫吸着法実施で、最短10日間、5回の免疫吸着法の実施で、2~3週間が必要。以降は、外来通院となり、外来の場合は、保険対象診療とのこと。


保険診療外となとると、現実味がありませんが、こういうシステムならば、期待がもてますよね。


いずれにせよ、情報というのは、日々変わっていくものです。

詳細は、下記アドレスか、

Googleで、「北里研究所病院 拡張型心筋症 抗体」で検索して、ご自身でご確認くださいね。


<北里研究所病院HP>

※1

(PC専用アドレスです)

以上、ご紹介まで。


※1:2009年7月2日の先進医療専門家会議にて、拡張型心筋症の免疫吸着療法が、「不適」との評価を受けてしまいました。その結果、混合診療ができなくなり、北里研究所病院では、研究費枯渇から、新規の免疫吸着療法の治療を継続することができなったとのこと。以上、北里研究所病院の馬場先生から直接ご連絡いただきました。北里研究所病院のHPからも、拡張型心筋症の免疫吸着療法に関するページが、削除されたとのこと。

これに伴い、本記事に記載してあった北里研究所病院の免疫吸着療法のHPアドレスを削除いたします。

どんな内容のページだったのか?興味のある方は、メールを下さい。

2009年07月10日 JJTOM