これまでドイツには4回ほど出張しましたが、初回の時の話です。関空から直行便で、フランクフルトに到着後、我々は空港施設を出て、電車の乗り場へと向かいました。

フランクフルト~ザールブルッケン間の電車チケットですが、我々がもっていたチケットは、電車の運行会社が発行したものではなく、航空会社のルフトハンザが発行したものでした。

案内板をみると、たくさんの電車のホームがあるようなので、案内所に行って、ザールブルッケン行きは、何番ホームか、教えてもらおうとしたんです。

案内所の女性に、我々のチケット(飛行機のチケットと同じ、緑色のチケット)を見せて、この電車に乗りたい。何番ホームへ行けばいいか?と聞いたのですが・・・、どうも、反応がおかしい。


担当の女性は、我々のチケットを手にしたまま、しばらく同僚の男性と話した後、我々に、こう言ったのです。

「これは、空港会社(ルフトハンザ)のチケットで、電車のチケットではない。それに、このチケットに書かれたある番号の電車は、走っていないわ。」

えぇ? そんなはずは・・・と思いつつも、電車のチケットを何故航空会社のルフトハンザが発行するのか?なんとなく違和感を感じていた我々も、反論するだけの自信なく、とりあえず、日本の旅行代理店の24時間サポートデスクに問い合わせてみることに・・・。


携帯で電話すると日本人オペレータが出て、「お手元のチケットは、たしかに航空会社が発行したものですが有効です。現地担当者が、ルフトハンザと電車運行会社の提携を知らないだけなんです。今一度、現地担当者に問い合わせてみてください。」とのこと。

電話を切って、我々は顔を見合わせた。


言い分が全くかみ合っていないなぁ。このままもう一度案内所にかけあっても、時間がかかるばかりだ。


そこで、我々は案内所をあてにせず、自力でザールブルッケン向けのホームを探そうと決めました。

それにしても、24時間サポートデスクって役に立たないなぁ!(笑)