いつのま英会話(17) 26歩目
はじめての海外編(12) シリーズの最終回です。帰国前夜、ニューヨークで一泊することになった先輩と私は、最後の夜を過ごすホテルに到着しました。
チェックインしようとすると、クレジットカードを要求されました。海外のホテルでは、デポジット(Deposit:保証金)として、クレジットカードか、現金の前払いが一般的です。
現在なら、宿泊費用に近い金額を仮インプットして、とりあえず、カードが有効であることを確認します。
しかし、当時はクレジットカードのオンラインシステムが普及しておらず、カードの表面を擦って、番号を伝票に写しとる方法でした。
ところが、ホテルの受付は、この写しとったクレジットカード伝票にサインを要求してきました。しかも、金額未記入の伝票にです。万が一、悪意の人物がサイン入り伝票を盗み、好きな金額を書き込めば、大きな被害を受けてしまいます。
先輩は、ホテルの受付担当者に「サインは不要だろ!」とくいさがりましたが、
例によってあの仕草。
そう、ホテルマンは、大げさな、そして嫌みっぽいジェスチャーで、出口を指さしたのです。
「どうぞ、お帰り下さい(他のホテルへ入ってください)」
15年以上前の話です。今は、もっと対応がいいかもしれません。多少は、アジア人への差別があったのかもしれません。人種のるつぼであるN.Y.ならではで、貴重な経験だったのかも!
ツアーで行けば、こんなイヤな思いをしなくてすんだのかもしれません。
結局、翌朝チェックアウトの時、サインしたクレジットカードの書類を目の前で破り捨てて、安心できましたが、海外の店員さん、ホテルマンの厳しい接客態度が、強烈な思い出として残りました。
そして、英会話をもっと上手くなりたい!、外国人達と対等に渡り合いたいと
切実に思うようになってきました。
次は、帰国後の「英会話学校入学編」シリーズを、始めたいと思います。
あれっ?確か、英会話学校へは、行ったことないって言ってなかったっけ?
はい、そう言ってました。それには、訳があるんです。(笑)
そのエピソードは、また、次回!
お暇でしたら、読んでみてください。よろしくお願いいたします。