そろそろ日の出です。
8月12日は、表題にもある通り唯一の農薬散布を取材にやって来ました。
只今、早朝5時です。出発は4時頃でしょうか。
そんな時間に自宅1階の車庫から公認改造車を出すのが
さすがに近所迷惑です。車検、通ってるっても、爆音ですしね^^
軍手をはめ、人力で押して、戻して、ハンドル、切ってを
十数回繰り返し、大胸筋、上腕二頭筋、背筋、大臀筋等を
フルに活動させて、45歳、かなり頑張って出庫し、
早朝の道を軽快に走って神吉入りしました。
朝日が昇ってきました!
上の朝日の写真は車を背にして撮りました。、
普段飲まない缶コーヒーを
「朝日はいいねぇ~」とテキトーなコメントを言いつつ
荷室に腰かけて飲みます。
こういう時に、「ワゴンボディは、エエで」と
自己満足しております^^
そうそう、見る人が見れば、きっと衝撃の
リベロの後ろの床に無いはずのストラットが!
リベロの床を切り取って、ランエヴォの床を溶接してあるんですよ^^
こうしてあると、サスペンションがエヴォのを使えるんで、
選択肢が広がるし、限界もリベロよりはるかに上がるんですよね。
おっと、ハナシ、もどしま~す^^
はい、いつもの場所で定点観測。
パッと見てわかるのが、発穂してるところですかね。
先っちょが少し黄色っぽくなってますね。
こちら、石橋さんの田んぼです。
穂が出ています。足元も細く、きれいに分ケツが進んでいますね。
今週は確認できました。ちゃんとヒビが入って、地中まで空気が
供給されていますね。中干し成功です。地中に空気が供給されると、
根っこの育成が進み葉脈の色合いも濃くなり、
葉脈に含まれる葉緑素も多くなって、多くの栄養を造りだすんです。
こちらは、松崎さんの田んぼです。足元の空間も確保されています。
こちらも、順調に穂が出来ています。中干しが十分に出来ているので
葉の色合いも、充分濃いですね。稲の上への成長が一段落した
この時期は、日中に葉緑素が太陽の光を受け止め、生成された
養分を、涼しい夜間に種であるお米へため込む大事な時期なんです。
「寒暖の差が味の決め手」なんて、なんとなく言ってて、
聞いてる方も、
なんとなく「メリハリのある気候の方がいいよね」とか妙に納得してます。
ホントのトコは、
稲は、日中に、葉脈の中の葉緑素が、
日の光を受けて養分が造りだされます。
夜中に、気温が下がると、稲は、活動を止めます。
活動がとまって、使われることの無い養分が、
種である、穂の中のお米へ溜まるんです。
この活動を休める温度と言うのが25度以下と言われています。
ここ、神吉は、
日中は、強い日差しと、盆地ゆえの高温で30度を優に超え、
夜間は、標高400mなので、熱帯夜とは無縁なんですね。
ちなみに、この日も、途中の道端の温度表示は、22度をでした。
いつもの太植えのたんぼです。足元の風通しは、だいじょうぶ?
梅雨が明けて、気温が上がりだすと、足元にこもった湿気が
イモチ病を引き起こすんですよ~
ってコトで、今回の一番大事なところです。
ヤマハの農薬散布用のラジコンヘリです。
散布されるアミスタートレボンSEです。
これを水で薄めて使います。
このタンクがヘリの左右に装着されます。
さぁ、テイクオフです!
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こんな感じでぶ~んと飛び立っていき、
さわわわぁぁぁ~と霧状の薬剤が散布されております。
効能は、田んぼ上に存在している害虫の駆除と
収穫までの間、いもち病などの病原菌を殺菌です。
薬剤の有効期限は、散布して3週間です。
収穫の時期である9月の中旬には、完全に無力化されてます。
いつも比較対象にしている足元の詰まった田んぼだと、
最低2回は散布をしないとなりません。
または、より強力な薬剤を使わねば病害のリスクは高まるんです。
当店では、玄米での販売や、ヌカを残した販売も(分ヅキ米)している
ので、農薬の散布はできるだけ少ない方がいいのです。
なぜなら、農薬のかかってるモミの次が、
積極的に食べてもらってるヌカだからです。
今年も唯一の農薬散布を見届けました。
本当に美味いコメ、本当に安全なコメ、上っ面じゃ、だめですもんね。