ここ最近、ブログでなく日記習慣になっていた。


理由は、まあたいした意味はないのだけれど、やはり、なんというか、パソコンで文章を書くというのと、大学ノートでもメモ紙でもなんでも、まっしろい紙切れにインクをしたためて書くのとは、ちょっと趣向が違うからだ。


べつに、どっちが良いでも悪いでもなく、僕の場合、不意にどっちかの味がなつかしくなる。


どのように味が違うか



パソコンで文章を書くという行為は、どこか架空経由的現実体験のような、現実基盤抽象概論旅行のような、なんというか、つまり、ほとんど読書体験なのだと思う。文章を書いていながらその文章を読む、まあそんなかんじ。



そこで、たまに恥ずかしくなる。




紙きれに文字を書くという行為は、ガチガチに固められたアスファルト道を工事用シャベルで一心に掘りおこすような、どうでも開かない金庫を泣きながらこじ開けようとするような、なんというか、つまり、まったく意味のわからない行為なのだと思う。そんなんだから、1年や2年経って、ああ、そういえばと思い出して読み返す。


これはひたすらに恥ずかしい。


救いようのないくらい恥ずかしい。