歩行を行うにはどんな筋力が必要でしょうか

駆動装置を持たないのに歩行するロボットを見たことがあるでしょうか



これは足関節0度固定で足底が船底様の形状で膝関節の過伸展を制御しています

筋肉の作用がないのに歩行ができています

唯一の動力源は少しの傾斜による位置エネルギーだけです

このように意図の無い歩行にはごくわずかな動力源があれば円滑に歩行ができます

そのため平地を歩行するのに必要な筋力はごくわずかな駆動する力。

MMTで言う3レベルの股関節伸展筋群、足関節底屈筋群で十分です。
最近患者様から「右の腰が引けているような感じがするんだよね」

と訴えが聞かれます。

今回脳梗塞を発症して今までに自身の身体に対して注意し気づくことが多くなったんだと思います。

そして片麻痺した側の半身と反対側の半身が同じ動きになるよう、また立っている姿勢も左右対称にしようと修正を加えようとします。

ここで少し考える必要があります。

人間の身体ってそもそも左右対称ですか?

身体構造を考えると人間の身体が左右対称じゃないことは当たり前ですよね。

体内には臓器があり、特に肝臓は1000g以上あると言われていますがそれが大きく右側にズレています。

ほかの臓器も同様にどちらかにズレています。対になっている臓器も高低差や大きさに差があります。

それなのに左右対称にすることは身体の負担になるのではないでしょうか。

リハビリの目的が歩容、見た目を重視する人もいるので患者様のニーズに沿う必要がありますが、

効率的な身体活動を引き出す上では左右差はあって当然です。

大切なのはその行動を患者様が楽にできることではないでしょうか。

お久しぶりです!

 

引っ越し→インターネットがなかなか繋がらない→完全にブログを忘れてた怠け者です!

 

新年度になり上司も後輩、新人もやる気が上がりこの良い循環を保ちたいと考える今日この頃ですね。

 

 

先日うちの病院においててんかん発作によって救急搬送された患者がいましたガーン

 

てんかん発作っていうのは大脳神経細胞が過剰に興奮してしまってけいれんや意識障害等を起こしてしまいますあせる

 

原因は不明だったり、脳卒中等によって脳にダメージが加わるとなります

 

もしリハビリ介入中に患者さんがけいれんしながら意識障害を起こしたらどうしますかはてなマークはてなマーク

 

転倒を予防した後、発作が起きた時間を確認します!

 

5分以上発作が続く又は短い発作が短時間内で繰り返すと脳神経細胞内の酸素消費量が高まり脳神経細胞へダメージを与えてしまうからです(重積状態)

 

てんかん発作は急に目の前で起こるとビビっちゃいますが転倒防止、あとは他の急変時と同じく呼吸・血圧等のバイタルサインの確認と周囲へ協力の呼びかけ、Drへの報告と理解して準備が大切ですねニコニコ