世の中、体罰を苦に自殺した高校生の自殺以降

体罰が大きく社会問題となっています。


是認派も否認派も

最終的には、同じ結論に達すると思う反面

マスコミの取り上げ方によっては

意見が割れるかな、とも思います。


アムロ(ガンダムの主人公)の台詞に

「親父にも殴られたことがないのに・・・」

とあったと思いますが

世の中、優しいお父さんが

「いいお父さん」

「イクメン」なる言葉に踊らされた

マスメディアで

一度しかちゃぶ台をひっくり返したことがない

星一徹(巨人の星の飛雄馬の父)のような

怖いイメージの父親像は、悪の権化

子供にとっては

恐れるものがない状態の世の中に体罰が・・・・・・


今から40年も前

10歳(小4)の記憶が蘇ります

クラス替えの初日

担任とも初めてのご対面

事件は(少し誇張)朝会後のホームルームで起きました。


担任が話し始めてしばらく

まだ教室はざわめいています

格好の餌食を担任のWは見つけました。


前の方から4番目あたりの男子生徒は

何気なく、頬杖をしながら

先生の話を聞くでもなく聞かないでもなく

ぼっとしていたはずです。


担任Wの鉄拳が

見せしめのごとく落とされました。


落とした理由

「ほおずえをしていた」から。


ほんのしばらくのち

ほかの生徒が頬杖をしていたにもかかわらず

鉄拳は落とされず。

最初に落とされた子は

悔しさからそのことを指摘しても

無視!

その後は

「そんな些細なことで、ちくったりしない」という始末

これって、先生の教育的指導ではなく、

たんに自分の感情に任せた

体罰に近いようなものではなかったでしょうか。


その子は、餌食になりやすい子だったようで

別の時は

授業中にあくびをしたからとの理由で

鉄拳が落とされました。


この時も

他にあくびをした子もいましたが

見落とされてしまったようです。


体罰の問題は

慎重に討論されるべきですが

受けた側の

心の痛みをわかった上での議論をしないといけない。


教師の対面を取り繕う必要は全くないと

あの管理者の発言

「先生が過去にも懲戒を受けていて

報告をすると進退に関わる」・・・・・

体罰をするほうの論理なんてアト

体罰を受けた子供の心のケアが大切だと思います。


大人の論理で

指導者の論理で

事を運ばないように


全日本の●●でのニュース報道

師弟関係での厳しさをとおりこした問題ですね。



ついつい一生懸命指導すると

熱がこもってしまい

厳しくする裏返しで

体罰=暴力

そして、暴力には、「言葉の暴力」もあることをわかってほしい。


専門家の意見はどうでもよい

どこかの市長さんの過激な発言も置いといて

子供たちを守る立場から

もっともっと活発な意見を

そして子供たちからもと思います。