情報が少なすぎてアセスメントできないとき | 実習記録に振り回されない看護過程の学び方

情報が少なすぎてアセスメントできないとき

いつも、ありがとうございます。ローザン由香里です。


紙上患者さんの事例で看護過程を展開するとき、
「これだけの情報じゃ、なんとも言えないよー」っていうとき、ありますね。


睡眠に関する情報
◾︎ 毎日の睡眠時間6時間


以上。


この情報で、睡眠にについてアセスメントする。


「睡眠について、アセスメントする」とは、
どのような睡眠の状況なのかを判断する、ということ。


でも、これだけの情報だと、
6時間で足りているのか、足りていないのか。
熟睡感はあるのか、ないのか。


睡眠の状況を判断するために、知りたい情報が足りなくて、
判断に困るわ。。 となりそうです。


こんなときは、リバーシブル作戦、でいきましょう。


よくある、洋服のリバーシブル、と同じ。
同じ洋服だけど、裏返すと、デザインやカラーが変わるっていう、
あれ、です。
(思いつきのネーミングなので、ここへのツッコミは受け付けません。笑)


こんな感じに、使います。


睡眠時間6時間、が「足りていない」状況をのとき、
「まだ眠い」という発言があったり、
日中にうとうとしていたり、
疲れやすかったり、体がだるいという訴えがあったり、
ある場面で集中できなかったり、することがあります。


これらの情報がある場合、
「睡眠時間6時間」という情報と合わせて、
十分な睡眠が取れていない、と判断することが多いですね。


今回は、これらの情報がひとつもありません。
そんなときは、どうするのか?


睡眠が足りていないときに、起こりうるであろう状況をを確認して、
それらの状況は、今見られていない(それらに関する情報はない)という
情報を利用します。


「まだ眠い」などの睡眠不足を訴える発言がないこと、
睡眠不足に伴って起こりうる症状が見られないこと、
から、現在のところ、6時間という睡眠時間は、本患者にとって、
十分な睡眠時間であると考える。


これは、紙上患者さんの場合です。





これだけの情報じゃ、アセスメントできないよー!というとき、
他にどんな情報があると判断しやすいのか、
その情報がないといことは、どのように解釈できるのか、という
少し、変則的に事象を捉えると、ひとまずの結論を出せますよ。