看護目標のたて方~長期目標~ | 実習記録に振り回されない看護過程の学び方

看護目標のたて方~長期目標~

いつも、ありがとうございます。ローザン由香里です。


看護目標をたてるとき、
「う~ん、何にしようかな~」と、看護目標を「考えている」場合、


看護目標



残念ながら、適切な目標にはたどりつけません・・・。




看護目標は、長期目標と、短期目標の2種類があります。


長期目標は、看護問題が解決された状態です。


看護問題:転倒する恐れがある
⇒長期目標:転倒しない

看護問題:感染する恐れがある
⇒長期目標:感染しない

看護問題:排泄行為が自立していない
⇒長期目標:排泄行為が自立する

看護問題:息苦しさがあるために、活動が制限されている
⇒長期目標:息苦しさがなくなり、必要な活動が制限なくできる





ただしい長期目標を設定するために、必要なことは、
看護問題をただしく捉えること、です。


看護問題さえ、正確に把握できていれば、長期目標の設定に困ることはありません。


アセスメントの結果、どこに(なにに)看護介入を必要とするのか、を
判断することこそが、看護問題を明確にすることであり、
これが、長期目標を正しく設定するために、欠かせない作業です。


さて、長期目標をたてるぞ、というときは、
かならず、 「そもそも、看護問題はなにか?」を確認しましょう。


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