セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日が私の書く最後のブログです。
最後なので好きなことを書こうと思います。
…まぁ、いつも通りなのですが(笑)
【宮森の思う操体法とその未来】
セラピストスキルアップ実践会の講師として3年ほど活動しました。
講師として至らない部分もありましたし、最初の頃は無駄に吼えていました。
スタッフや受講生さんにご迷惑をおかけしたこともありました(その節は本当に申し訳ありませんでした)。
それでも後半はそれなりに自分の色を出しつつも、操体法を楽しくお伝えできたかな、と思っています。
しかし、それと同時に「操体法じゃなくても良いよね」と思うようにもなりました。
私にとって操体法は、最初はただ単に技術を手に入れて、自信を持ちたくて習い始めたものでした。
当時、私の知る限りで誰よりも結果を出していた中村光太郎に頭を下げたのはこのためでした。
本当に頭を下げたかどうかは定かではありませんが、下げたと思います。たぶん。きっと。おそらく。
また、知っている人は知っていますが、私は彼のことが死ぬほど嫌いでした。
今は、“まぁまぁ”ですが。
臨床で結果を出すため、講師として活動するため。
操法の練習を繰り返しました。
書籍も読みました。
そして少しずつ、操体法の中に秘められた哲学(操体)に惹かれていきました。
その頃から、私はさまざまなギャップに苦しむようになります。
・自分の伝えたいことと、受講生さんの求めていることが違うこと
・「楽」と「快」を同列に扱う人が多いこと
・操体法の基礎も知らないのに「操体法をやっている」という人がいること
※最後はただの愚痴ですが…。
これらのギャップを埋めるため、セミナーやブログ、メルマガ、YouTubeで発信していきました。
それでも埋められないギャップがあったのは、ただの私の実力不足です。
私は多くの治療法に詳しくありません。
そのため比較が難しいですが、それでも操体法は他の治療法にはない強みがあると思います。
それはもちろん「原始感覚に問いかける」という点です。
【それが抜け落ちた操体法は、操体法ではなく、ただの体操だと私は思います】
自身の体の感覚に問いかける治療法を私は他に知りません。
ただ、他の分野ではあります。
特にボディワークの中にそれらは多く見られます(ヨガは特にその傾向が強いです)。
そのため、私は「原始感覚に問いかけるなら、操体法じゃなくても良いよね」と思うようになりました。
ただ、今とこれからの時代を考えた時に、操体法のように「体の声を聴く」手法は必要だと思います。
その哲学である操体も、これからの時代に必要だと思います。
そしてそれを求めている人も多くいると私は思います。
操体法が必要とされていると私は思います。
さて、このような形でお伝えしていくのはこれが最後になります。
ただ、私自身は操体を実践していきたいと思っています。
そして私のできる範囲で、誰かに伝え続けようと思います。
間違った操体と操体法が広まらないことを祈って。
私のような凡人の書く文章に飽きずに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、さようなら。
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