前回の予告通り、今日は福岡ドームへ十六番山笠の飾り山見物に行ってきました!
↑見送り「雄姿凛々剣洗川」。
1359年(延文4・正平14)に起こった大保原の合戦と大刀洗川の伝説を題材にした飾り山です。
↑下の鎧武者が南朝方の菊池武光。
胴に菊池氏の家紋が描かれているので、わかりやすいです。
上の人物は「菊池軍家臣」とだけ解説に書かれていましたが、誰かモデルがいるのでしょうか(胴に描かれた家紋がヒントかも?)。
折角旗を持っているので、少弐が書いた起請文を菊池が旗竿の先に取り付けたエピソードも、できればやってほしかったなw
↑こちらは北朝方の少弐頼尚。
大保原の合戦では敗者ですが、菊池の敵役としてこうして人形化して下さるのは、少弐ファンとして嬉しい限りですv
よく見ると、袴に片輪車、籠手に龍と、「川」を題材にした飾り山らしく水をモチーフにした模様が使われています。
↑合戦で武光に討たれた武将・少弐新左衛門武藤。
解説では「武藤」を「たけふじ」と書いていましたが……長谷川端注・訳『新編日本古典文学全集57 太平記④』(小学館 2004年第一版第三刷発行)では「少弐武藤新左衛門」と書かれており、「武藤」は少弐氏の本姓で「むとう」と読みます。
なお、同書の頭注によると、彼の諱は高経だそうです。
――以上、豪雨の影響で天気が心配でしたが、無事目的を果たすことができて満足です♪
15日の追い山も楽しみですね!