Bar の歩き方 | 遠い空の彼方の青い海と白い砂

jinkyuさんには たくさんの師匠がいます。


みなさん自分の世界を確立した巨匠ばかりです。


今日は ウイスキーとカクテルの師匠のお店でお勉強している jinkyuさんの姿を書いてみます。


場所は銀座と新橋の間のアイラ(=島=イスラ)


その名は 「一葉」 横文字だと Scotch Club Ichiyo。


師匠の名は 「柳倉 武」 バーテンダーの世界では知らない人はいません。


そして娘の加奈ちゃんと親子でお店をやっています。


加奈ちゃんは 女性バーテンダーカクテルコンペティションでチャンピオンになっている実力派。


師匠と娘にジンフィズを作らせて 娘のほうがおいしい・・・とか云っちゃって・・・怒られてます。(笑)



一葉   一葉  今日の一杯は ボトリングメーカーの


シングルモルト マレイマクダビッド ダフタウン1979年蒸留 2006年瓶詰めの25年もの・・・(だと思う。)


スコットランド・スペイサイドのダフタウンと云う町の蒸留所のウイスキーだ。


シェリー樽に貯蔵された濃いめの色合いのオイリーでチョコレートのような香りで味はドライな感じ。


とても個性的です。



一葉   瓶は こんな感じ。 ウイスキーの能書きが長々と書かれて


います。  ポイントだけ書いてくれた方がいいのにねぇ。  このマレイ・マクダビッドという会社・・・しつこい。


ロンドンにエージェントのおっさんがいますが その人は とてもいい人。。。12年と長い付き合いです。


こうしたボトリングメーカーのウイスキーは たまぁに すごいのが瓶詰めされます。


それに当たった時は 全部買い占めたくなります。(笑)  バイイングって・・・そんなものです。



一葉

この樽は売られていません。


きっと 一葉の親父(師匠)が オールドパー輸入元の MHDディアジオモエヘネシーの担当者にわがまま


云って造らせたんでしょう。  まぁ でも このくらいはわがままではありません。


この世界 こんなことが いとも簡単にできる世界でもあるのです。



一葉


一葉の名物 キッシュ。  名物らしいです。  キッシュ嫌いの jinkyuさんも美味しいと思います。


キッシュのお相手は コンネマラと云うアイリッシュウイスキー。


ヒラリー・クリントンご用達のウイスキーですね。


ヒラリーが好きだから飲む・・・なんて人はいませんけど。(笑)



一葉の師匠のカクテルを作る姿に惚れます。


「マティーニ」をオーダーするのがいいんでしょうけど jinkyuさんはベルモットが大嫌い。


なのでマティーニはぜぇったい頼みません。


アレキサンダーみたいに甘いのが好きなんです。


師匠の Bar man 姿にぞっこんです。


この店に行く時は 気を引き締めて行くのですが 帰る頃は すっかり忘れてこんにゃくか豆腐のように


軟弱になっています。(笑)


骨董品のウイスキーや掘り出し物のシングルモルトがたくさんあります。


その風景を見てるだけで幸せになれる うれしいお店です。


このようなお店でデートする時は トラディッショナルなロンドン系カクテルであまりアルコールが強くない


カクテルを 5個くらい覚えてから行きましょう。